第4回 歯周病はどうやって治す?

2021.07.15
prev next
連載:SPOT 歯科と歯周と糖尿病と
第4回 歯周病はどうやって治す?
Vol.38 No.4(2021年7・8月号)pp.484-486

2021年7・8月号 目次

和泉 雄一 Izumi, Yuichi
東京医科歯科大学 歯周病学分野
脳神経疾患研究所附属総合南東北病院
オーラルケア・ペリオセンター

はじめに

 歯周病は口腔内の感染性炎症性疾患である.それではどのようにして治すのか.「細菌因子」「生体因子」,そして「環境因子」を歯周病のリスク因子と呼び,この3 つの因子が重なったところで歯周病が発症し,進行する.「細菌因子」は自分で改善できる.すなわち,歯と歯肉のあいだのプラーク細菌を除去すればよいわけである.また,バランスを考えた食生活,ストレスを受けてもストレスと感じないようなメンタルコントロール,適度な運動,喫煙者は節煙や禁煙をするなど生活習慣の改善によって,「環境因子」を変えることができる.一方「生体因子」は,本来もっている遺伝子レベルで決まっていると考えると,コントロールは難しい.すなわち,「細菌因子」と「環境因子」の2 つを改善し,3 つの因子が重なる部分を小さくしようという努力が歯周病の予防につながる.

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料