第1回 歯科の健康と全身の健康

2021.01.15
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連載:SPOT 歯科と歯周と糖尿病と
第1回 歯科の健康と全身の健康
Vol.38 No.1(2021年1・2月号)pp.112-113

2021年1・2号 目次

和泉 雄一 Izumi, Yuichi
東京医科歯科大学 歯周病学分野
脳神経疾患研究所附属総合南東北病院
オーラルケア・ペリオセンター

歯が抜けてしまうと

 歯が抜けると,食物をかみ砕く(咀嚼),食物を飲み込む(嚥下),味を感じる(味覚),消化・抗菌作用をもつ唾液で食物を包む(唾液分泌),言葉を発する(構音)に加え,顔貌の変化など,さまざまな点で支障が出る.つまり,歯を保存することは,日常生活を送るうえで重要な意味がある.この機能を損なうものとして,う蝕,歯周病そして外傷が挙げられる.う蝕と歯周病は,歯を失う二大疾患である.特に,歯周病は,歯の周囲に付着するデンタルバイオフィルム(プラーク細菌)と呼ばれる細菌因子,そのなかの細菌と生体防御細胞によって引き起こされる炎症反応や免疫反応などの生体因子,そして喫煙・ストレス・不規則な食生活に代表される環境因子の3 つのリスク因子が重なって,疾患が発症・進行し全身の健康に影響する().

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