第46回 糖尿病とがん診療(1)―大腸がん・肝がん・膵がんについて―

2020.01.15
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連載:SERIES 糖尿病と保険診療
第46回 糖尿病とがん診療(1)―大腸がん・肝がん・膵がんについて―
Vol.37 No.1(2020年1・2月号)pp.78-85

東京慈恵会医科大学附属病院 医療保険指導室 中島 尚登 Nakajima, Hisato

 近年,糖尿病はがん罹患リスクの上昇と関連することが明らかになっており,本誌35 巻5 号でも,「糖尿病とがんを解きほぐす―臨床・基礎・疫学が織りなす両者の関係―」が特集された1).この特集内の「1.糖尿病とがんの疫学」では,糖尿病があるとがんになりやすく,また予後が悪いこと,「2.糖尿病とがんの接点:高血糖」では,細胞内シグナル伝達機構が異常をきたし,がん細胞増殖に有利に作用すること,「3.糖尿病とがんの接点:肥満とインスリン抵抗性」では,基盤病態であるインスリン抵抗性が高インスリン血症を呈してがん発症につながること,これらが示された.臨床の面からは,「4.血糖降下薬とがん」では,さまざまな血糖降下薬にがんリスクがあること,「5.がん治療薬と高血糖」では,がん治療薬により高血糖が引き起こされること,「6.糖尿病のあるがん患者をどう診るか」では,周術期や化学療法時の注意点と糖尿病管理の位置づけ,これらについて解説された.

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