LOH症候群の症状と症状調査票

2022.09.05
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連載:FORUM 合併症Ⅱ ■ COMPLICATIONⅡ―LOH症候群― 第2回
LOH症候群の症状と症状調査票
Vol.39 No.5(2022年9・10月号)pp.543-545

2022年9・10月号 目次

明比祐子*1, 2 Akehi, Yuko
*1 社会医療法人天神会 新古賀病院 糖尿病・内分泌内科
*2 徳島大学先端酵素学研究所 糖尿病臨床・研究開発センター

はじめに

 LOH症候群の症状は,①抑うつ,不安,疲労感などの「精神症状」,②睡眠障害,記憶や集中力の低下,肉体的疲労感,筋肉量と筋力の低下,骨塩量の低下などの「身体症状」,③性欲低下,勃起障害などの「性機能関連症状」,以上の3つに大別される.これらの症状を総合的に評価し,LOH症候群をスクリーニングする,もしくは LOH症候群の治療効果を判定するため,いくつかの質問票が用いられている.なかでも国際的に広く普及しているのは1999年にドイツのHeinemannらによって作成されたAMS(Aging Males’ Symptoms)質問票やADAM(Androgen Deficiency in the Aging Male)質問票である.ほかに MMAS(Massachusetts Male Aging Study)質問票,およびわが国独自の「健康調査質問紙」などがあるが,ここでは,AMS質問票とテストステロン(testosterone:T)値との関係を中心に概説する.

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