糖尿病の病因と診断

2021.07.15
連載:FORUM 病因と診断 ■PATHOGENESIS&DIAGNOSIS 第1回
糖尿病の病因と診断
Vol.38 No.4(2021年7・8月号)pp.447-449

2021年7・8月号 目次

堀川 幸男* 1〜3 Horikawa, Yukio
岐阜大学 * 1 大学院医学系研究科 内科学講座 糖尿病・内分泌代謝内科学/膠原病・免疫内科学
     * 2 医学部附属病院 医療連携センター
     * 3 ゲノム疾患・遺伝子診療センター

はじめに

 糖尿病とひとくちにいっても,実は多くの種類が存在する.遺伝が関係する糖尿病には1 型糖尿病や2 型糖尿病,その他の特定の機序による糖尿病などが含まれるが,たとえばステロイドなどの薬剤やアルコール性慢性膵炎などが原因で起こる糖尿病は遺伝と直接関係しない.そもそも病気は,環境要因と遺伝要因の相互作用で起こるが,ほぼ100%遺伝要因で起こる病気から,反対にほぼ100%環境要因で起こる中毒やけがまで,それぞれの要因が占める割合は病気によりさまざまである.単一遺伝子による遺伝要因が100%近くの原因を占める病気のことを単一遺伝子疾患,あるいはメンデル遺伝病という.一方,ありふれた生活習慣病といわれる2 型糖尿病・高血圧症・脂質異常症などは,遺伝要因と環境要因の双方が複雑に影響して発症し,遺伝要因には多数の遺伝子が関係すると考えられ,多因子疾患と呼ばれる(図1,2

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