第21回 CGMと真夏の奈良

2021.11.15
prev next
連載:ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第21回 CGMと真夏の奈良
Vol.38 No.6(2021年11・12月号)pp.741-743

2021年11・12月号 目次

JCHO 東京山手メディカルセンター 糖尿病内分泌科 山下滋雄
Yamashita, Shigeo

 血糖値のセルフ・モニタリングが,CGM(continuous glucose monitoring)の普及によって飛躍的に向上している.2017年発行の本誌に寄稿した時点では,FreeStyleリブレ(以下リブレ)はまだ自費で購入するしかなかったが,同年9月1日から保険適用となった 1).500円硬貨より少し大きい円形の14日間使い捨てセンサーを上腕に装着し,Readerを近づけてスキャンすると,直近8時間のグルコースグラフ,現在のグルコース値,グルコース値トレンド矢印などが瞬時に表示される.指先を穿刺し絞り出した血液で測定するSMBG(self-monitoring of blood glucose)では,1日に測定できる回数にどうしても限界があったのだが,リブレなら実質的に無制限である.公園のベンチで,信号待ちの交差点で,落ち葉の舞い散る停車場で,サイクリングの途中でなど,いつでもどこでも何度でも血糖の様子をうかがい知ることができるようになった.

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬 SGLT2阻害薬 NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療 骨粗鬆症 脂質異常症 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 骨粗鬆症治療薬の使い分け 二次性高血圧 糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)
Childhood Cancer Survivor(CCS)の小児期から成人にかけての内分泌診療 小児・思春期1型糖尿病患者・家族への指導・支援 成人期を見据えた小児期発症1型糖尿病の診療
エネルギー設定の仕方 3大栄養素の量と質 高齢者の食事療法 食欲に対するアプローチ 糖尿病性腎症の食事療法
神経障害 糖尿病性腎症 服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避 多職種連携による肥満治療 妊娠糖尿病 運動療法 進化する1型糖尿病診療 糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病患者の足をチーム医療で守る 外国人糖尿病患者診療

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料