インスリン治療で眼底出血が起こった
2014.06.01
1. 分院内科の科長となる
学位をとり大学の医局を離れることになった。仙台の街を南下して広瀬川を渡ると長町で、国鉄長町駅には広い操車場があり、駅の近くに大学病院の分院があった(図1)。戦時中軍医養成のために臨時医学専門学校ができ、その臨床実習のために造られた分院であった。戦争もすんで学校も廃校になって存続意義はないわけであったが、地域医療とスタッフのプールのために存続していた。3つの内科で2年間づつ担当していたのが回ってきて1956年の4月から内科々長、講師となり、学位を目指している医員3名とともに内科を担当することになった。
図1 長町分院の入口
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