WHOの問合わせで集団検診開始、GTTでインスリン治療予知を研究
2014.05.01
1.日本の糖尿病の頻度の問合わせ
1950年6月に朝鮮戦争が起こって(51年7月休戦)、崩壊状態にあったわが国の経済が特需景気で潤い、第2次大戦中および敗戦後の食糧不足も緩和され、食糧配給切符を持たずに旅行できる時代となった。戦後しばらくは、みることもなかった糖尿病患者が外来に現れるようになった。戦前から糖尿病に関心を持っていた大学の内科教室ではふえてきた糖尿病患者を外来でまとめて治療を継続しようとする気運が高まっていた。