第21回「“もったいない”が仇に」

2025.10.21
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第21回「“もったいない”が仇に」

千葉県 40代 あまねさん(看護師歴 27年)

私の勤務先は透析施設のため、インスリンと注射針は1カ月分の処方ではなく、なくなったら処方する形をとっていました。ある患者がインスリンは希望するのに針は希望することがありませんでした。本人に確認したら、なんと針はつけっぱなしで何日も使い回ししていたことが判明。針を替えるようになったら、高めだった血糖値も下がりました。

一言アドバイス

注射針を繰り返し使用すると、感染リスクはもとより、針先の変形による痛み、針疲労による折れ、体内残留などの可能性があります。また、注射針を装着したまま保管すると、異物や細菌の混入によるインスリン製剤の品質低下、空気の混入による注入精度の低下、針内部でインスリンの結晶化による詰 まりなども発生しやすくなります。針は毎回交換するよう伝えていきましょう。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)

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ここでご紹介する記事は、糖尿病リソースガイドが発行する看護師向けニュースレター『DM Topics for Nursing』(提供:三和化学研究所)に掲載されたものです。

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