SGLT2阻害薬「フォシーガ錠」後発医薬品が初承認

2025.08.27
厚生労働省は8月15日、後発医薬品17成分68品目を承認した。その中には、SGLT2阻害薬「フォシーガ錠 5mg、10mg(一般名:ダパグリフロジンプロプレングリコール水和物)」の後発品も含まれ、3社が承認取得した。

 フォシーガ(製造販売元:アストラゼネカ、販売:小野薬品工業)の後発医薬品が承認されるのは今回が初となる。同剤は現在、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病(CKD)の4つの適応を有しているが、今回承認された後発医薬品の適応は「2型糖尿病」に限られている。

 承認を取得したのは、沢井製薬株式会社、武田テバファーマ株式会社(2025年9月1日付けでT’sファーマ株式会社に変更予定)、ニプロ株式会社の3社で、5mg錠と10mg錠の2規格となる。

 上記のうち、ニプロは先発品と同じ原薬、添加物、製法等で製造された「オーソライズド・ジェネリック(AG)」であることを発表している。また、沢井製薬の後発品には先発品にはない口腔内崩壊錠(OD錠)が含まれる。

 なお各社のフォシーガ後発品については、本年12月の薬価追補収載以降に上市される見通し。

<各社プレスリリース>

[ 糖尿病リソースガイド編集部 / 日本医療・健康情報研究所 ]

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