コーヒーの飲用と運動療法の上乗せ効果

  • 鈴木 政登 (東京慈恵会医科大学臨床検査医学教授)
2010.04.25
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コーヒー常飲は生活習慣病を予防・改善する生活習慣か?

 コーヒーの薬理作用については、既に 1000年以上昔の文献に記述がみられ、今 日も呼吸器疾患や循環器疾患、がんな ど、さまざまな疾患の抑制効果が検討さ れています。「コーヒーを習慣的に飲用す ることで2型糖尿病の発症リスクが低下 する」「メタボリックシンドローム(Met-S) を構成する危険因子の改善に有効」と いった報告も少なくありません。本年1 月発行の『高尿酸血症・痛風の治療ガイ ドライン(第2版)』には、コーヒー摂取 量が多いと痛風になりにくことがエビデ ンスレベル2aで取り上げられています。

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