肥満症治療薬「ゼップバウンド」の適応が拡大 耐糖能異常も対象に

2026.05.28
日本イーライリリーと田辺ファーマは、2社が販売する「ゼップバウンド皮下注アテオス(一般名:チルゼパチド)」について、肥満症における効能・効果について一部改訂したと発表した。これまで同剤は、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有する者に限っていたが、このうち「2型糖尿病」が「耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)」に変更された。

 今回の適応拡大については、4月24日の医薬品第一部会で承認了承となり、5月18日に承認されたもの。具体的な変更内容は以下の通り

<改訂前>肥満症。ただし、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
<改訂後>肥満症。ただし、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。

 また今回、同剤は上記の肥満症とは別に「中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の効能・効果追加も承認されている。

 今回の肥満症における効能・効果の一部変更にあたり、厚生労働省は本剤使用にあたっての留意事項を通知している(医薬薬審発 0518 第3号 チルゼパチド製剤(ゼップバウンド皮下注)の使用にあたっての留意事項について)。

 また、厚生労働省が公開している「チルゼパチド製剤の最適使用推進ガイドライン」についても、「肥満症」の一部改正および「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の作成がなされている(医薬薬審発 0518 第2号 チルゼパチド製剤の最適使用推進ガイドライン(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の作成及び最適使用推進ガイドライン(肥満症)の一部改正について)。

[ 糖尿病リソースガイド編集部 / 日本医療・健康情報研究所 ]

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