販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
トラゼンタ錠5mg |
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118.90 |
胆汁排泄型選択的DPP-4阻害剤
-2型糖尿病治療剤-
リナグリプチン
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
2型糖尿病
通常、成人にはリナグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者 [輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤を投与すべきでない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者 [インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
室温保存
3年
処方箋医薬品 注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2011年9月
2型糖尿病
通常、成人にはリナグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。
[8.1 参照],[11.1.1 参照]
腸閉塞を起こすおそれがある。[11.1.2 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与を考慮すること。動物実験(ラット及びウサギ)で、胎児への移行が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
副作用発現に留意し、経過を十分観察しながら慎重に投与すること。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
*糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
|
糖尿病用薬との併用時には、本剤の血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を増強する薬剤
[16.7.1 参照] |
更に血糖が低下する可能性があるため、併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が増強されるおそれがある。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤
[16.7.2 参照] |
血糖が上昇する可能性があるため、併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が減弱されるおそれがある。 |
低血糖があらわれることがある。特にスルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加する。スルホニルウレア剤との併用で重篤な低血糖があらわれ、意識消失を来たす例も報告されている。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与すること。[8.1 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[10.2 参照],[17.1.2 参照],[17.2.1 参照]
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.2 参照]
AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
水疱、びらん等があらわれた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
持続的な激しい腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2 参照]
0.3%以上 |
頻度不明 |
|
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過敏症 |
じん麻疹、血管浮腫、気管支収縮 |
|
代謝及び栄養障害 |
高トリグリセリド血症、高脂血症 |
|
神経系障害 |
浮動性めまい |
|
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
鼻咽頭炎 |
咳嗽 |
胃腸障害 |
腹部膨満、便秘、鼓腸、胃腸炎 |
口内炎 |
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹 |
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全身障害及び投与局所様態 |
浮腫 |
|
臨床検査 |
体重増加、膵酵素(血中アミラーゼ、リパーゼ)増加、肝酵素(AST、ALT)上昇 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。
PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。
(更新確認日:2025年9月12日)
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