「緩徐進行1型糖尿病」へのメトグルコ・ジャヌビアなど、「妊娠糖尿病」へのトレシーバ・ランタス、保険診療内で使用可能 社会保険診療報酬支払基金

2026.03.04
社会保険診療報酬支払基金は2月25日、第33次審査情報提供事例(医科)として新たに15事例を公表した。適応外使用に係る保険診療上の例外的取り扱いとして、「緩徐進行1型糖尿病」へのメトグルコ・ジャヌビアなど、また「妊娠糖尿病」へのトレシーバ・ランタスの使用例が報告された。

 以下、社会保険診療報酬支払基金が公表した「第33次審査情報提供事例(医科)」より、糖尿病への使用例を抜粋する。

412 メトホルミン塩酸塩 (糖尿病5)

  • 主な製品名:
    メトグルコ錠、グリコラン錠、他後発品あり
  • 使用例:
    原則として、「メトホルミン塩酸塩【内服薬】」を「緩徐進行1型糖尿病(probable)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
  • 留意事項:
    (1)当該使用例の用法・用量通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日750~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,250mgまでとする。
    (2)インスリン依存状態の1型糖尿病に対する本剤の単独投与は禁忌である。このため、必ず内因性インスリン分泌能の残存を確認してから使用する。

413 シタグリプチンリン酸塩水和物(糖尿病6)

  • 主な製品名:
    ジャヌビア錠、グラクティブ錠
  • 使用例:
    原則として、「シタグリプチンリン酸塩水和物【内服薬】」を「緩徐進行1型糖尿病(probable)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
  • 留意事項:
    (1)当該使用例の用法・用量通常、成人にはシタグリプチンとして50mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。
    (2)インスリン依存状態の1型糖尿病に対する本剤の単独投与は禁忌である。このため、必ず内因性インスリン分泌能の残存を確認してから使用する。

414 インスリン デグルデク(遺伝子組換え)(糖尿病7)

  • 主な製品名:
    トレシーバ注フレックスタッチ、トレシーバ注ペンフィル
  • 使用例:
    原則として、「インスリン デグルデク(遺伝子組換え)【注射薬】」を「妊娠糖尿病」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
  • 留意事項:
    (1)当該使用例の用法・用量通常、成人では、初期は1日1回4〜20単位を皮下注射する。投与量は患者の状態に応じて適宜増減する。
    (2)妊娠中は妊娠週数によりインスリン需要量が変化しやすいため、自己血糖測定などにより血糖状況を把握した上でインスリン用量を適切に調節する必要がある。

415 インスリン グラルギン(遺伝子組換え)(糖尿病8)

  • 主な製品名:
    ランタス注ソロスター
  • 使用例:
    原則として、「インスリン グラルギン(遺伝子組換え)【注射薬】」を「妊娠糖尿病」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
  • 留意事項:
    (1)当該使用例の用法・用量通常、成人では、初期は1日1回4〜20単位を皮下注射する。投与量は患者の状態に応じて適宜増減する。
    (2)妊娠中は妊娠週数によりインスリン需要量が変化しやすいため、自己血糖測定などにより血糖状況を把握した上でインスリン用量を適切に調節する必要がある。
[ 糖尿病リソースガイド編集部 / 日本医療・健康情報研究所 ]

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