販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
テネリアOD錠20mg |
![]() |
98.30 |
テネリアOD錠40mg |
![]() |
147.30 |
選択的DPP-4阻害剤
-2型糖尿病治療剤-
テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物口腔内崩壊錠
田辺三菱製薬株式会社
2型糖尿病
通常、成人にはテネリグリプチンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら40mg1日1回に増量することができる。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
室温保存
36ヵ月
処方箋医薬品 注1)
注1) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2021年6月
2型糖尿病
本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
通常、成人にはテネリグリプチンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら40mg1日1回に増量することができる。
使用経験がなく、安全性が確立していない。
低血糖を起こすおそれがある。
[8.1 参照],[11.1.1 参照]
腸閉塞を起こすおそれがある。[11.1.2 参照]
QT延長を起こすおそれがある。海外臨床試験において本剤160mgを1日1回投与したときにQT延長が報告されている。[17.3.1 参照]
本剤の承認用量は通常、20mg/日であり、最大用量は40mg/日である。
これらの患者(Child-Pugh分類で合計スコア9超)を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.2 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
低血糖症状が起こるおそれがあるので、患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、スルホニルウレア系薬剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、これらの薬剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を増強する薬剤
|
更に血糖が低下する可能性があるため、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤
|
血糖が上昇する可能性があるため、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が減弱される。 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤
|
QT延長等が起こるおそれがある。 |
これらの薬剤では単独投与でもQT延長がみられている。 |
低血糖があらわれることがある。特に、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤との併用で重篤な低血糖症状があらわれ、意識消失を来たす例も報告されている。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時にはブドウ糖を投与すること。[8.1 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照],[10.2 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.2.1 参照]
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.3 参照]
AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
水疱、びらん等があらわれた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
持続的な激しい腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.5 参照]
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
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精神・神経系 |
浮動性めまい |
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消化器 |
便秘、腹部膨満、腹部不快感、悪心、腹痛、鼓腸、口内炎、胃ポリープ、結腸ポリープ、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、下痢、食欲減退、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇 |
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肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇 |
ALP上昇 |
|
腎臓・泌尿器系 |
蛋白尿、尿ケトン体陽性、尿潜血 |
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皮膚 |
湿疹、発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎 |
||
*筋骨格系 |
*関節痛 |
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その他 |
CK上昇、血清カリウム上昇、倦怠感、アレルギー性鼻炎、血清尿酸上昇 |
末梢性浮腫 |
カニクイザルを用いた52週間反復経口投与毒性試験において、75mg/kg/日投与で尾、四肢及び耳介等に表皮剥脱・痂皮・潰瘍等の皮膚症状が認められた。このときのAUC0-24hrは、1日40mgをヒトに投与したときの約45倍に達していた。なお、同様の毒性所見は、他の動物種(ラット、マウス及びウサギ)及びヒトでは報告されていない。
(更新確認日:2025年9月12日)
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