販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
ルセフィ錠2.5mg |
![]() |
130.90 |
ルセフィ錠5mg |
![]() |
194.00 |
選択的SGLT2阻害剤
-2型糖尿病治療剤-
ルセオグリフロジン水和物製剤
大正製薬株式会社
2型糖尿病
通常、成人にはルセオグリフロジンとして2.5mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg 1日1回に増量することができる。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
2.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
室温保存
3年
処方箋医薬品 注1)
注1) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2014年5月
2型糖尿病
通常、成人にはルセオグリフロジンとして2.5mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg 1日1回に増量することができる。
[11.1.4 参照]
[8.1 参照],[11.1.1 参照]
症状を悪化させるおそれがある。[8.4 参照],[11.1.2 参照]
本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがある。[8.5 参照],[10.2 参照],[11.1.3 参照]
投与しないこと。本剤の効果が期待できないため。[5.3 参照],[8.3 参照],[16.6.1 参照]
投与の必要性を慎重に判断すること。本剤の効果が十分に得られない可能性がある。[5.4 参照],[8.3 参照],[16.6.1 参照],[17.1.3 参照]
重度の肝機能障害のある患者は臨床試験では除外されている。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性にはインスリン製剤等を使用することとし、本剤は投与しないこと。本剤の動物実験(ラット)において、妊娠動物に150mg/kg/日(最大臨床推奨用量(1日1回5mg)を投与した場合の曝露量(AUC)の約47倍)以上を経口投与した場合に、母動物の体重低下に起因した骨格変異、骨化遅延又は心室中隔膜部欠損が報告されている。類薬の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂及び尿細管の拡張が報告されている。また、本剤の動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
授乳中の女性には本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
低血糖を起こすおそれがあるので、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。スルホニルウレア剤、インスリン製剤又はGLP-1受容体作動薬の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を増強する薬剤
|
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤
|
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が減弱される。 |
利尿薬
[8.5 参照],[9.1.3 参照] ,[11.1.3 参照],[16.7 参照] |
必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること。 |
利尿作用が増強される。 |
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害薬との併用時にはブドウ糖を投与すること。[8.1 参照],[8.9 参照],[9.1.1 参照],[10.2 参照],[17.1.2 参照]
腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)があらわれ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.4 参照],[9.1.2 参照]
口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されている。[8.5 参照],[9.1.3 参照] ,[9.8 参照],[10.2 参照]
ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)があらわれることがある。[8.6 参照],[8.6.1 参照],[8.6.2 参照]
1~3%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
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*感染症 |
膀胱炎 |
性器カンジダ症、尿路感染、性器感染 |
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*血液系障害 |
赤血球増加症 |
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*神経系障害 |
体位性めまい、浮動性めまい、頭痛 |
眠気 |
|
*耳及び迷路障害 |
回転性めまい |
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*血管障害 |
低血圧 |
||
*胃腸障害 |
便秘 |
下痢、胃食道逆流性疾患、腹痛、腹部膨満 |
悪心、嘔吐、腹部不快感 |
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹、湿疹 |
そう痒症、蕁麻疹 |
|
*筋骨格系及び結合組織障害 |
筋痙縮 |
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腎及び尿路障害 |
頻尿 |
多尿 |
|
生殖系及び乳房障害 |
陰部そう痒症 |
亀頭包皮炎 |
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*一般・全身障害 |
口渇、倦怠感 |
脱力感、空腹 |
|
*臨床検査 |
血中ケトン体増加、尿中β2ミクログロブリン増加、尿中白血球陽性、尿中アルブミン陽性 |
CRP増加、白血球数増加、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン増加、尿中ケトン体陽性、尿細菌検査陽性、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、尿中赤血球陽性、NAG増加 |
体重減少、血中クレアチニン増加 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
雌雄ラットに本剤4、20、100mg/kg/日を104週間反復経口投与したがん原性試験において、雄に100mg/kg/日(最大臨床推奨用量(1日1回5mg)を投与した場合の曝露量(AUC)の約18倍)を投与したとき、副腎に褐色細胞腫、精巣に間細胞腫及び腸間膜リンパ節に血管腫瘍の発生頻度増加が認められた。
(更新確認日:2025年9月12日)
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