| 販売名 | 製品画像 | 薬価 |
|---|---|---|
| ファスティック錠30 | ![]() |
10.40 |
| ファスティック錠90 | ![]() |
21.60 |
速効型インスリン分泌促進薬
ナテグリニド
EAファーマ株式会社
2型糖尿病における食後血糖推移の改善
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
①食事療法・運動療法のみ
②食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
③食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
④食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
通常、成人にはナテグリニドとして1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
2.透析を必要とするような重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1 参照]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
4.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5.妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
室温保存
3年
処方箋医薬品 注)
注1) 注意―医師等の処方箋により使用すること
1999年8月
2型糖尿病における食後血糖推移の改善
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
①食事療法・運動療法のみ
②食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
③食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
④食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
通常、成人にはナテグリニドとして1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。
外国において本剤投与例に心筋虚血の悪化によると思われる心筋梗塞を発症した症例が報告されている。[11.1.3 参照]
透析を必要とするような重篤な腎機能障害のある患者には投与しないこと。低血糖を起こすおそれがある。[2.2 参照],[11.1.1 参照]
低用量から開始するなど投与量に十分に注意し、慎重に観察しながら投与すること。低血糖を起こすおそれがある。[11.1.1 参照]
低血糖を起こすおそれがある。また、肝機能障害の悪化があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。肝機能障害を悪化させるおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。本剤は動物実験で胎盤通過(ラット)、また、催奇形性作用(ウサギ)が認められている。[2.5 参照]
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤は動物実験(ラット)で母乳へ移行することが報告されている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
一般に高齢者では生理機能が低下している。[7.2 参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
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糖尿病用薬
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
作用機序が異なる薬理作用の相加作用による血糖降下作用の増強による。 |
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アルドース還元酵素阻害剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
in vitro試験結果から、エパルレスタットとの併用により、本剤の血漿中濃度が最大で1.5倍に上昇する可能性が報告されている。 |
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ピラゾロン系消炎剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
血中蛋白との結合抑制、腎排泄抑制、肝代謝抑制による。 |
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サリチル酸製剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
血中蛋白との結合抑制、サリチル酸製剤の血糖降下作用による。 |
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フィブラート系薬剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制による。 |
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ミコナゾール |
低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制による。 |
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プロベネシド |
低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
腎排泄抑制による。 |
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クマリン系薬剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
肝代謝抑制による。 |
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サルファ剤
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制による。 |
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クロラムフェニコール |
低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
肝代謝抑制による。 |
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β-遮断剤
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
肝における糖新生の抑制及び末梢におけるインスリン感受性の増強により血糖が低下する。 |
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タンパク同化ホルモン剤 |
低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
タンパク同化ホルモン剤が糖尿病患者のみに起こる血糖降下作用に加えて代謝抑制・排泄遅延説がある。 |
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テトラサイクリン系抗生物質
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低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。 |
インスリン感受性促進による。 |
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アドレナリン |
経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
末梢でのグルコースの取り込み抑制及び肝での糖新生の促進により、血糖値を上昇させる。 |
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副腎皮質ホルモン
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経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
肝での糖新生促進、末梢組織でのインスリン感受性低下による。 |
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ニコチン酸 |
経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
肝でのブドウ糖の同化抑制による。 |
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卵胞ホルモン
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経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
機序不明 |
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イソニアジド |
経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
糖質代謝の障害による血糖値上昇及び耐糖能異常による。 |
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ピラジナミド |
経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
機序不明 |
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フェノチアジン系薬剤
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経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
インスリン遊離抑制、副腎からのアドレナリン遊離による。 |
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利尿剤
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経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
血清カリウムの低下、インスリンの分泌障害、組織におけるインスリンの感受性低下による。 |
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フェニトイン |
経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。 |
インスリン分泌を直接抑制する。 |
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甲状腺ホルモン
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血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与する。 |
血糖コントロール条件が変わることがある。 |
低血糖及び低血糖症状(空腹感、冷汗、めまい、ふらつき、動悸、脱力感、気分不良、ふるえ、意識消失等)があらわれることがある。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。[8.2 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[9.3 参照],[10.2 参照]
[9.3 参照]
外国において本剤投与例に心筋梗塞の発症が報告されている。[9.1.1 参照]
外国において本剤投与例に原因不明の突然死が報告されている。
|
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|
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代謝 |
乳酸上昇、ピルビン酸上昇、尿酸上昇、血清カリウム上昇 |
||
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消化器 |
嘔気、放屁増加、腹部膨満感、胃もたれ感、腹痛、便秘、下痢 |
嘔吐、軟便 |
舌炎、口内炎、口渇 |
|
過敏症 |
発疹、そう痒感 |
じん麻疹、多形紅斑 |
|
|
肝臓 |
肝機能異常(γ-GTP上昇、LDH上昇、AST上昇、ALT上昇等) |
||
|
腎臓 |
腎機能障害 |
||
|
血液 |
貧血、白血球減少、血小板減少 |
||
|
その他 |
頭痛、動悸、めまい、倦怠感、体重増加、浮腫(顔面、下肢等) |
胸部圧迫感、味覚異常、眠気、頻尿、ほてり、 熱感 |
勃起障害、筋痙攣、かすみ目 |
吸湿性があるので自動分包機には適さない(吸湿しないようPTPシートの状態で保存すること)。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
(更新確認日:2025年10月24日)
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