| 販売名 | 製品画像 | 薬価 |
|---|---|---|
| オイグルコン錠1.25mg |
![]() |
6.10 |
| オイグルコン錠2.5mg |
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8.20 |
経口血糖降下剤
グリベンクラミド
太陽ファルマ株式会社
インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)
通常、1日量グリベンクラミドとして1.25mg~2.5mgを経口投与し、必要に応じ適宜増量して維持量を決定する。ただし、1日最高投与量は10mgとする。
投与方法は、原則として1回投与の場合は朝食前又は後、2回投与の場合は朝夕それぞれ食前又は後に経口投与する。
【警告】
重篤かつ遷延性の低血糖を起こすことがある。用法及び用量、使用上の注意に特に留意すること。[8.3 参照],[11.1.1 参照]
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病、ブリットル型糖尿病等)の患者[インスリンの適用である。]
2.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンの適用である。]
3.重篤な肝機能障害又は腎機能障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。][9.2.1 参照],[9.3.1 参照],[11.1.1 参照]
4.下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。][11.1.1 参照]
5.妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
6.本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
7.ボセンタン水和物を投与中の患者[10.1 参照]
室温保存
3年
劇薬
処方箋医薬品 注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
オイグルコン錠1.25mg:1981年9月
オイグルコン錠2.5mg:1971年10月
重篤かつ遷延性の低血糖を起こすことがある。用法及び用量、使用上の注意に特に留意すること。[8.3 参照],[11.1.1 参照]
インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)
通常、1日量グリベンクラミドとして1.25mg~2.5mgを経口投与し、必要に応じ適宜増量して維持量を決定する。ただし、1日最高投与量は10mgとする。
投与方法は、原則として1回投与の場合は朝食前又は後、2回投与の場合は朝夕それぞれ食前又は後に経口投与する。
投与しないこと。低血糖を起こすおそれがある。[2.3 参照],[11.1.1 参照]
低血糖を起こすおそれがある。[11.1.1 参照]
投与しないこと。低血糖を起こすおそれがある。[2.3 参照],[11.1.1 参照]
低血糖を起こすおそれがある。[11.1.1 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。スルホニルウレア系薬剤は胎盤を通過することが報告されており、新生児の低血糖、巨大児が認められている。また、動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている。[2.5 参照]
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。他のスルホニルウレア系薬剤(トルブタミド)で母乳へ移行することが報告されている。
少量から投与を開始し定期的に検査を行うなど慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、低血糖があらわれやすい。[11.1.1 参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
ボセンタン水和物
[2.7 参照] |
本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告がある。 |
本剤及びボセンタン水和物は胆汁酸塩の排泄を阻害し、肝細胞内に胆汁酸塩の蓄積をもたらす。 |
[11.1.1 参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
糖尿病用薬
|
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
血糖降下作用が増強される。 |
|
プロベネシド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
腎排泄抑制 |
|
クマリン系薬剤
|
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
肝代謝抑制 |
|
サリチル酸剤
|
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
血中蛋白との結合抑制、サリチル酸剤の血糖降下作用 |
|
プロピオン酸系消炎剤
アリール酢酸系消炎剤
オキシカム系消炎剤
|
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
血中蛋白との結合抑制 |
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フィブラート系薬剤
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血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制 |
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β-遮断剤
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血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
糖新生抑制、アドレナリンによる低血糖からの回復抑制、低血糖に対する交感神経症状抑制 |
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シベンゾリンコハク酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
インスリン分泌促進が考えられている。 |
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モノアミン酸化酵素阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
インスリン分泌促進、糖新生抑制 |
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クラリスロマイシン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
機序不明 |
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サルファ剤
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血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制 |
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クロラムフェニコール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
肝代謝抑制 |
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テトラサイクリン系抗生物質
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血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
インスリン感受性促進 |
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シプロフロキサシン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
機序不明 |
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アゾール系抗真菌剤
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血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 |
肝代謝抑制、血中蛋白との結合抑制 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
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アドレナリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
末梢でのブドウ糖の取り込み抑制、肝臓での糖新生促進 |
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副腎皮質ホルモン製剤
|
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
肝臓での糖新生促進、末梢組織でのインスリン感受性低下 |
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甲状腺ホルモン製剤
|
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
腸管でのブドウ糖吸収促進、グルカゴンの分泌促進、カテコラミンの作用増強、肝臓での糖新生促進 |
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卵胞ホルモン製剤
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血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
機序不明 |
|
利尿剤
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血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
インスリン分泌の抑制、末梢組織でのインスリン感受性の低下 |
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ピラジナミド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
機序不明 |
|
イソニアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
糖質代謝の障害による、血中ブドウ糖濃度上昇及び糖耐性障害 |
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リファンピシン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
肝代謝促進 |
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ニコチン酸 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
肝臓でのブドウ糖の同化抑制 |
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フェノチアジン系薬剤
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血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
インスリン遊離抑制、副腎からのアドレナリン遊離 |
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フェニトイン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
インスリンの分泌阻害 |
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ブセレリン酢酸塩 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
機序不明 |
低血糖(初期症状:脱力感、高度の空腹感、発汗等)があらわれることがある。なお、徐々に進行する低血糖では、精神障害、意識障害等が主である場合があるので注意すること。
また、本剤の投与により低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
また、低血糖は投与中止後、臨床的にいったん回復したと思われる場合でも数日間は再発することがある。[1. 参照],[2.3 参照],[2.4 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[9.3.1 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[13.1 参照],[15.1.2 参照]
AST・ALT・γ-GTPの上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
|
0.1~5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|
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血液 |
血小板減少、白血球減少 |
|
|
肝臓 |
AST・ALTの上昇 |
|
|
消化器 |
下痢、胃部膨満感、便秘、悪心、食欲不振、心窩部痛 |
|
|
過敏症 |
そう痒感 |
発疹、光線過敏症 |
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精神神経系 |
めまい、けん怠感、眠気 |
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|
その他 |
脱毛 |
流涙、視力低下、浮腫、アルコール耐性低下 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
(更新確認日:2025年10月24日)
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