販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
デベルザ錠20mg |
![]() |
144.20 |
選択的SGLT2阻害剤-2型糖尿病治療剤-
トホグリフロジン水和物
興和株式会社
2型糖尿病
通常、成人にはトホグリフロジンとして20mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
室温保存
3年
処方箋医薬品 注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2014年5月
2型糖尿病
通常、成人にはトホグリフロジンとして20mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
症状を悪化させるおそれがある。[8.4 参照],[11.1.2 参照]
[8.1 参照],[11.1.1 参照]
[8.5 参照],[10.2 参照],[11.1.3 参照]
投与しないこと。本剤の効果が期待できない。[5.3 参照],[8.3 参照],[16.6.1 参照]
投与の必要性を慎重に判断すること。本剤の効果が十分に得られない可能性がある。[5.4 参照],[8.3 参照],[16.6.1 参照],[17.1.3 参照]
重度の肝機能障害のある患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[16.6.2 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリン製剤等を使用すること。類薬の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂及び尿細管の拡張が報告されている。また、動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある。[8.5 参照],[11.1.3 参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
低血糖が起こるおそれがある。特にスルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖発現のリスクが増加するおそれがあることから、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用の増強による。 |
血糖降下作用を増強する薬剤
[11.1.1 参照] |
低血糖が起こるおそれがある。血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用の増強による。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤
|
血糖が上昇するおそれがある。血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用の減弱による。 |
利尿作用を有する薬剤
[8.5 参照],[9.1.3 参照],[11.1.3 参照] |
必要に応じ利尿剤の用量を調整するなど注意するとともに、血圧、脈拍数、尿量、血清ナトリウム濃度等を確認し、脱水症状の発現に注意すること。 |
本剤との併用により、利尿作用が増強されるおそれがある。 |
プロベネシド [16.7.1 参照] |
併用すると本剤のCmaxが1.22倍、AUCが2.33倍に増加する。 |
機序は不明である。 |
低血糖(初期症状:脱力感、高度の空腹感、発汗等)があらわれることがある。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取させるなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。[8.1 参照],[8.9 参照],[9.1.2 参照],[10.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.2.1 参照],[17.2.2 参照]
腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)があらわれ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.4 参照],[9.1.1 参照]
口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されているので、十分注意すること。[8.5 参照],[9.1.3 参照],[9.8 参照],[10.2 参照]
[8.6 参照]
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
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皮膚 |
発疹 |
そう痒症 |
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腎臓 |
頻尿 |
尿路感染、尿量増加、尿中ケトン体陽性 |
尿路結石、夜間頻尿、尿中β2ミクログロブリン増加 |
|
消化器 |
便秘、空腹 |
下痢、腹痛 |
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精神神経系 |
めまい |
頭痛 |
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生殖器 |
性器感染(外陰部膣カンジダ症等) |
陰部そう痒症 |
||
循環器 |
血圧上昇、起立性低血圧 |
|||
呼吸器 |
上気道炎 |
|||
その他 |
血中ケトン体増加、口渇 |
倦怠感、体重減少 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
(更新確認日:2025年9月12日)
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