| 販売名 | 製品画像 | 薬価 |
|---|---|---|
| ベイスン錠0.2 |
![]() |
14.50 |
| ベイスン錠0.3 |
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14.90 |
食後過血糖改善剤
ボグリボース錠
T's製薬株式会社
武田薬品工業株式会社
〈ベイスン錠0.2、0.3〉
糖尿病の食後過血糖の改善
(ただし、食事療法・運動療法を行っている患者で十分な効果が得られない場合、又は食事療法・運動療法に加えて経口血糖降下剤若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な効果が得られない場合に限る)
〈ベイスン錠0.2〉
耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制(錠0.2のみ)
(ただし、食事療法・運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る)
〈糖尿病の食後過血糖の改善〉
通常、成人にはボグリボースとして1回0.2mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を0.3mgまで増量することができる。
〈耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制(錠0.2のみ)〉
通常、成人にはボグリボースとして1回0.2mgを1日3回毎食直前に経口投与する。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
2.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
3.本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者
室温保存
3年
処方箋医薬品 注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
1994年9月
通常、成人にはボグリボースとして1回0.2mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を0.3mgまで増量することができる。
通常、成人にはボグリボースとして1回0.2mgを1日3回毎食直前に経口投与する。
高齢者では、低用量(例えば1回量0.1mg)から投与を開始するとともに、血糖値及び消化器症状の発現に留意するなど、経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。[9.8 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
腸内ガス等の増加により腸閉塞が発現しやすい。[11.1.2 参照]
本剤の作用により病態が悪化することがある。
腸内ガス等の増加により症状が悪化することがある。
代謝状態が変化することがあるため血糖管理状況が大きく変化するおそれがある。
代謝状態が変化することがあるため血糖管理状況が大きく変化するおそれがある。また、重篤な肝硬変例で、高アンモニア血症が増悪し意識障害を伴うことがある。[11.1.4 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物試験(ラット)で、母動物の糖質吸収の抑制に起因する乳汁産生の抑制によると考えられる出生児の体重の増加抑制が認められている1),2)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に高齢者では生理機能が低下している。[7. 参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
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糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
インスリン及びスルホニルウレア系薬剤と併用した際に、低血糖発現の報告があるので、左記薬剤との併用時には、低血糖発現の可能性を考慮し、低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。 |
左記糖尿病用薬の血糖降下作用に本剤の糖質吸収遅延作用が加わる。 |
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糖尿病用薬及びその血糖降下作用を増強又は減弱する薬剤を併用している場合
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左記の併用に加え更に本剤を併用する場合には、糖尿病用薬の使用上の注意に記載の相互作用に留意するとともに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わることによる影響に十分注意すること。 |
左記薬剤により他の糖尿病用薬の血糖降下作用が増強又は減弱されるところに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わる。 |
本剤は二糖類の消化・吸収を遅延するので、低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与するなど適切な処置を行うこと。[7. 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[10.2 参照]
腹部膨満、鼓腸、放屁増加等があらわれ、腸内ガス等の増加により、腸閉塞があらわれることがある。観察を十分に行い、持続する腹痛、嘔吐等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[7. 参照],[9.1.1 参照]
劇症肝炎、AST、ALTの上昇等を伴う重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
重篤な肝硬変例に投与した場合、便秘等を契機として高アンモニア血症が増悪し、意識障害を伴うことがあるので、排便状況等を十分に観察し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。[9.3.1 参照]
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5%以上 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|---|
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消化器 |
下痢、放屁、腹部膨満 |
軟便、腹鳴、腹痛、便秘、食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ、口渇 |
口内炎、味覚異常、腸管嚢胞様気腫症 |
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過敏症 |
発疹、そう痒、光線過敏症 |
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肝臓 |
AST、ALT、LDH、γ-GTP、Al-Pの上昇 |
|||
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精神神経系 |
めまい |
頭痛、ふらつき、眠気 |
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血液 |
貧血 |
血小板減少 |
顆粒球減少 |
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その他 |
しびれ、顔面等の浮腫、眼のかすみ、ほてり、倦怠感、脱力感、高カリウム血症、血清アミラーゼ上昇、HDLコレステロール低下、発汗、脱毛 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
(更新確認日:2025年10月24日)
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