糖尿病において肥満のコントロールはなぜ必要か

2021.01.15
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連載:FORUM 合併症Ⅱ ■COMPLICATIONⅡ─肥満症─ 第1回
糖尿病において肥満のコントロールはなぜ必要か
Vol.38 No.1(2021年1・2月号)pp.81-83

2021年1・2号 目次

正木 孝幸 Masaki, Takayuki
大分大学医学部 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座

はじめに

 肥満はわが国においても重要な健康課題である.一般に肥満の程度が高くなるほど糖尿病や脂質異常症などさまざまな生活習慣病に罹患しやすくなり,生命予後にも影響する可能性がある.またわが国における糖尿病診療のなかで,肥満の問題はまだ十分に解決されているとはいえない.日常臨床において体重が数%減量することで糖尿病のコントロールが劇的によくなるケースや,逆に体重が数%増加するだけで血糖コントロールが悪化する場合もある.そこで本連載では糖尿病診療における肥満に焦点を当て,第1 回である本稿では一般的な肥満の定義や疫学,糖尿病における肥満の意義と発症機序について解説する.

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