避けて通れない糖尿病性自律神経障害─診断と重症度評価─
2020.11.15
連載:FORUM 合併症Ⅰ ■COMPLICATIONⅠ―神経障害― 第3回
避けて通れない糖尿病性自律神経障害─診断と重症度評価─
Vol.37 No.6(2020年11・12月号)pp.704-707
避けて通れない糖尿病性自律神経障害─診断と重症度評価─
Vol.37 No.6(2020年11・12月号)pp.704-707

出口 尚寿 Deguchi, Takahisa
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 糖尿病・内分泌内科学
はじめに
糖尿病性神経障害では,比較的早期から両足のしびれや痛みが問題となる一方で,患者も主治医も気づかないうちに感覚低下や自律神経障害が悪化し不幸な転帰をとる症例が少なくない.本連載の第1回では,その神経障害を“見逃さない”ために簡易診断基準を実施することの重要性を,第2回では,“見過ごさない”ために臨床病期分類を念頭に置いたマネジメントについて述べた.第3回である今回は,神経障害のなかでも最も病態が複雑で,しばしばわれわれの頭を悩ませる自律神経障害について述べる.
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