4コマ劇場「糖尿病看護のあるある体験談」

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ご応募いただいた体験談の中から選りすぐりを4コマ漫画にしてお届けしています。
ぜひ、皆さんの体験談をお聞かせ下さい!

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第6回「運動嫌いな患者さん」

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大阪府 30代 せりかさん(看護師歴17年)

50代男性で肥満の2型糖尿病患者さん。「膝が痛い」「昨日眠れなかった」などと言い訳が多く、運動療法の指導がなかなか進みません。きっかけになるような言葉がかけられず、私の言葉は急かしているだけのようにも感じてしまいます

一言アドバイス

肥満体形の患者さん。カフェでゆっくりしているのなら動いてほしいと、医療者なら誰もが思うことでしょう。ただ、「言い訳」と本人は思っていないのでしょうし、「膝が痛い」のも本意なのでしょう。これでは言葉かけだけでは難しいかもしれません。内服や検査と同様に治療として運動が必要なことをはっきりと伝え、少し時間をとって本人から「やれることは何か」を引き出してみるのはどうでしょうか。疼痛があってもできることを具体的に提案するのもいいかもしれません。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)


第5回「患者さんのビックリ発言」

第5回「患者さんのビックリ発言」

インスリン注射治療を始めた2型糖尿病患者さん。注射を怖がるあまり「インスリンって飲んだらダメなんですか?」と言い出されてびっくり! 他の看護師も同じような患者さんを経験したことがあるそう。患者さんの発想に驚くとともに指導の難しさを痛感しました。

一言アドバイス

私は患者さんから実際に「飲んでみたよ」という報告を受けたことがあります。その時は医師とともにとても驚きました。添付文書には「飲んではいけない」という記載はないのですが、インスリンは注射投与で安全性が確認されている製剤です。自己注射導入の際、「注射という用法を必ず守ってください」と伝える必要があり、私たちにとって当たり前のことが、患者さんにとっては当たり前でないのだと考えさせられる事例です。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)


第4回 「もしかして虚偽報告?」

第4回「もしかして虚偽申告?」

福井県 30代 そら色さん(看護師歴 15年)

療養相談時には、食事管理など頑張っている様子を看護師に訴える患者さん。記録を見ても血糖コントロールは悪くありません。しかし、いつも検査結果はHbA1c10~11%。血糖測定器を持参するよう指導しても聞いてもらえず対応が難しいと感じています。

一言アドバイス

頑張っています、という患者さんに「検査値が悪いので何か隠れて食べてますね、正直に言ってください」「嘘つくな」と疑ってかかる糖尿病警察にはなりたくないですよね。結局は本人から情報を引き出すしかないのです。血糖測定器持参も拒否、後ろめたい気持ちがあるんだと勘ぐってしまいますが、ぐっとこらえて。しばし、お付き合いする気持ちで「一緒に生活を見直しましょう、どうしても値がよくならないんです、何が悪さをしているのかはっきりさせたいんです」とお誘いをしてみるのはどうでしょうか。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)


第3回 「高齢患者さんのインスリン注射」

第3回 「高齢患者さんのインスリン注射」

神奈川県 30代 みいちゃんさん(看護師歴 13年)

ご高齢の患者さんが、インスリン注射を空打ちされた際の “ほっこり”したエピソードです。目が悪いために注射器から出てくる薬剤が目視できず、また指が濡れる感触もなかったようで、慌てた患者さんの手元がブレて、薬剤が明後日の方向に飛んでしまいました。

一言アドバイス

ご高齢で視力低下、手指の動きにも不便がある中で、2単位分の空打ちに取り組んでおられる姿、本当に応援したいですね。空打ちの確認には、手の甲を差し出して、飛ぶインスリン液で甲が濡れるのを確認する、または色紙に液を飛ばして濡れて色が変化することを確認するというのはどうでしょうか。そもそも空打ち自体が忘れがちな手技です。まずは「空打ち」を忘れないということに焦点を置いて練習してもいいと思います。

木下 久美子 先生
木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)

第2回 「実は、私も高血糖でした」

第2回 「実は、私も高血糖でした」

東京都 20代 かんのさん(看護師歴2年)

健康診断で高血糖が発覚。20代で、しかも看護師なのにと恥じていました。しかし、思い切って患者さんに打ち明けたところ、互いに共感し合え、指導にも関心を持ってもらえるようになりました。今後も患者さんに寄り添った指導をしていきたいです。

一言アドバイス

血糖が高い、糖尿病であることは悪いことではないと頭で理解していても、他人に、まして患者さんに自分のことを打ち明けるのはやはり勇気がいることですね。でも、患者さんの思いを同じ立場で理解できたことは、これからた<さんの患者さんと関わる上で、大切な経験になると思います。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)


第1回 「STOP! かくれ食い」

第1回 「STOP!かくれ食い」

東京都 もっちゃんさん(看護師歴14年)

2型糖尿病で食事制限をかけている入院患者さんのエピソードです。他に、ベッドの下にお酒を隠し持っている患者さんもいました。 食事管理の大切さを理解してもらうのは、なかなか難しいです。

一言アドバイス

隠れて行動しているということは、うしろめたさをもっているからこそです。その患者さんを叱咤しても解決にはならず、ますます隠れてしまいかねません。まずは事実を確認して、相手の言いたいことを十分に、さえぎらずに聞き、言い分を理解したことを伝えてから、感情的にならずにいまは治療が必要な身体であることを相手に伝えることが大切です。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)


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ここでご紹介する記事は、糖尿病リソースガイドが発行する看護師向けニュースレター『DM Topics for Nursing』(提供:三和化学研究所)に掲載されたものです。

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