【新型コロナ】日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が患者向け声明を公表「患者と医師・医療従事者が連携をとり、困難な時期を乗り切ろう」
2021.01.07
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会は1月4日に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大するなか、糖尿病患者に向けて声明を発した。
コロナ禍こそ血糖コントロールが重要
糖尿病は、とくに血糖コントロールが良くない場合、COVID-19を含む感染症の重症化因子となる。両者は、不安な気持ちで過ごす患者に対し、血糖コントロールの重要性を周知するとともに、かかりつけの医療機関の定期的な受診を継続することを呼びかけている。 COVID-19は医療機関で診察や検査を受けることではじめて診断される。COVID-19などの感染が疑われる場合は、「重症化しないためには、できるだけ早期に診断をつけて適切な治療を受けることが大切です」と強調し、主に次の事柄を推奨している。 ・ 発熱や息苦しさなどの症状が出た場合には、保健所やPCR実施機関ではなく、まずかかりつけの医療機関に連絡して、どのようにすれば良いかを相談する。 ・ 人混みを避けての運動や家のなかで体を動かすこと。 ・ 一定の間隔でかかりつけの医療機関を受診して、自分の血糖コントロールや体の状態を確認すること。 一般社団法人 日本糖尿病学会 公益社団法人 日本糖尿病協会[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]