「ペンニードル プラス 32G 4mm」への切り替え呼びかけ ノボ ノルディスク ファーマ

2017.12.20
 ノボ ノルディスク ファーマは、ペン型注入器用ディスポーザブル注射針「ペンニードル® 32Gテーパー」について、在庫がなくなり次第、販売を終了すると発表した。同製品の在庫は2018年1月~2月にはなくなる見込みだという。
 同社では、2016年12月に発売した「ペンニードル® プラス 32G 4mm」へ切り替えを呼びかけている。

「ペンニードル® プラス 32G 4mm」の特長

痛みの軽減と使いやすさを追求

 従来の「ペンニードル® 32Gテーパー」は針基が突起していたが、「ペンニードル® プラス」は突起がなくなった。針基が面で肌に触れるため圧力が分散され、また面で支えるので安定しやすく、痛みが軽減されるようになり、平らな針基により、快適で安定した皮下注射を行うことが可能になる。

 さらに、形状の改良に加えて、針の長さが短くなった。現行の注射針では、患者は針先から針基の下の部分までの長さ10mmを感じとるが、「ペンニードル® プラス」では、短くなった注射針と針基の形状変更が合わさって、患者は平らになった部分から飛び出している針の長さ4mmだけを感じとる。これにより、患者の注射に対する恐怖心を低減できる。

"4mm針"は垂直に穿刺

 原則として、"4mm針"では皮膚をつまみあげずに90度に穿刺することが可能だが、斜めに穿刺してしまうと皮内注射になる可能性がある。そのため、皮膚面に対して、垂直に根元まで穿刺することが大切だ。「ペンニードル® プラス」の場合、平らな針基をハンコのようにペタンと皮膚に貼り付けるように注射するとよい。

注射針の着脱も安全・容易に

 「ペンニードル® プラス」は、針刺し事故のリスクを最小化するため、針キャップや針ケースのデザインに人間工学を応用し、大きく取り扱いやすい形状にしてある。患者が注射針の着脱を安全かつ容易に行えるようになった。

 新しい注射針「ペンニードル® プラス」でも、現行のペンニードル®が持つ内径を維持しつつ針先を細くするテーパー構造、薄い管壁による「SuperFlow technology」などのユニークで革新的な特徴が維持されている。

 ノボ ノルディスクは、インスリンやGLP-1 受容体作動薬、成長ホルモンの注射に欠かせない、薬剤、ペン型注入器、注射針のすべてを自社で開発・提供している。注射針は、ニプロとのパートナーシップにより、日本の高い技術が開発・製造に生かされ、日本を含む世界に供給するという。

ノボ ノルディスク ファーマ

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