医療機関向け血糖測定器「メディセーフフィットプロII」を発売 テルモ
2017.12.15
テルモは、病棟で測定した血糖値を電子カルテに自動転送ができるグルコース分析装置「メディセーフフィットプロII」と専用の測定チップ「メディセーフフィットプロチップ」を12月13日から全国の医療機関に向けて発売した。
血糖値を電子カルテに自動転送
「メディセーフフィットプロII」は、独自の測定チップのフィルター構造とグルコース分析装置のフォトセンサの技術によって、測定精度が向上した。「メディセーフフィットプロチップ」との組み合わせで、測定範囲を従来機の血糖値20~600mg/dLから10~1000mg/dLに拡大。 臨床・検査標準協会のPOCT国際ガイドライン「CLSI POCT 12ーA3」で定められている試験方法で、基準機に対して、「100mg/dL未満±12mg/dL以内に95%」「100mg/dL以上±12.5%以内 に95%」に準拠することを確認した。 従来機と同様に、使用する医療従事者と患者の認証を行い、血糖値を測定日時とあわせて本体に記録することができる。また、病棟で使用する医療従事者の安全と使い勝手を追求し、小型・軽量化とともに、シンプルなボタン操作によって、片手での操作性や携帯性の向上を図ったという。 希望小売価格は、「メディセーフフィットプロII」が18万円、「メディセーフフィットプロチップ」(100個入り)が1万5,000円。測定範囲 | 血糖値10~1000mg/dL(1000モード) 血糖値20~600mg/dL(600モード、互換モード) |
ヘマトクリット値 | 10~70% (1000モード) 20~60% (600モード、互換モード) |
記憶容量 | 血糖測定1000件、QC点検200件(1000モード、600モード) 血糖測定50件、QC点検20件(互換モード) |
外形寸法 | 幅:約51mm、奥行:約130mm、高さ:約28mm |
重量 | 約80g(電池含む) |
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]