糖尿病治療薬初の配合薬「メタクト」、「アクトスOD錠」発売 武田薬品工業
2010.07.07
武田薬品工業は6日、2型糖尿病治療薬「メタクト配合錠」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩、以下「メタクト」)およびチアゾリジン薬「アクトス」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)の口腔内崩壊錠「アクトスOD錠」の3剤を発売した。
メタクトは、アクトスをベースにビグアナイド薬「メトホルミン」を合剤化。2型糖尿病治療剤としては日本で初めて承認された配合薬で、1日1回1剤投与で多面的なインスリン抵抗性改善作用を発揮する。また、アクトスOD錠は、服薬の際に水を必要とせず、口腔内で速やかに崩壊する。両剤は、服薬利便性を高め、アドヒアランスを改善することで、服用した患者さんにより良好な血糖コントロールをもたらすことを期待されている。
(7月6日 プレスリリース)
メタクトは、アクトスをベースにビグアナイド薬「メトホルミン」を合剤化。2型糖尿病治療剤としては日本で初めて承認された配合薬で、1日1回1剤投与で多面的なインスリン抵抗性改善作用を発揮する。また、アクトスOD錠は、服薬の際に水を必要とせず、口腔内で速やかに崩壊する。両剤は、服薬利便性を高め、アドヒアランスを改善することで、服用した患者さんにより良好な血糖コントロールをもたらすことを期待されている。
(7月6日 プレスリリース)
【メタクト配合錠】概要
- 販売名:メタクト配合錠LD、同HD
- 一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩
- 成分・分量:
- メタクト配合錠LD:ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mg含有
- メタクト配合錠HD:ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として30mg/500mg含有
- 用法・用量:通常、成人には1日1回1錠(ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mgまたは30mg/500mg)を朝食後に経口投与する。
- 効能・効果:2型糖尿病。ただし、ピオグリタゾン塩酸塩およびメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る。
- 薬価基準(税込み):メタクト配合錠LD:84.60円、メタクト配合錠HD:158.00円(薬価基準収載日:2010年6月11日)
【アクトスOD錠】概要
関連情報- 販売名:アクトスOD錠15mg、同30mg
- 一般名:ピオグリタゾン塩酸塩
- 用法・用量:
- 1. 食事療法、運動療法のみの場合及び食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤又はα-グルコシダーゼ阻害剤若しくはビグアナイド系薬剤を使用する場合:
通常、成人にはピオグリタゾンとして15~30mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、性別、年齢、症状により適宜増減するが、45mgを上限とする。 - 2. 食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用する場合:
通常、成人にはピオグリタゾンとして15~30mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、性別、年齢、症状により適宜増減するが、30mgを上限とする。
- 1. 食事療法、運動療法のみの場合及び食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤又はα-グルコシダーゼ阻害剤若しくはビグアナイド系薬剤を使用する場合:
- 効能・効果:2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られずインスリン抵抗性が推定される場合に限る。
- 1.
- ①食事療法、運動療法のみ
- ②食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
- ③食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
- ④食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
- 2. 食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用
- 薬価基準(税込み):アクトスOD錠15mg:84.60円、アクトスOD錠30mg:158.00円(薬価基準収載日:2010年5月28日)