DPP-4阻害薬「ネシーナ錠」、初の配合剤「メタクト配合錠」承認取得 武田薬品工業

2010.04.16
 武田薬品工業は16日、厚生労働省より製造販売承認を新たに取得した5製品を発表した。2型糖尿病治療薬として、選択的DPP-4阻害薬「ネシーナ錠」(一般名:アログリプチン)およびピオグリタゾンとメトホルミンの配合剤「メタクト配合錠」が製造販売承認を取得した。
 「ネシーナ錠」は、武田サンディエゴ(米国)が創製した1日1回投与のDPP-4阻害薬。6.25mg、12.5mg、25mgの3タイプを揃え、1日1回の投与で24時間効果が持続する。
 一方の「メタクト配合錠」は、2型糖尿病治療薬としては国内初の配合剤。同社のアクトス(一般名:ピオグリタゾン、チアゾリジン薬)とメトホルミン(ビグアナイド薬)の合剤として注目されている。容量は2タイプあり、アクトスの含有量に違いがある。
(4月19日 プレスリリース)

「ネシーナ錠」概要

  • 一般名:アログリプチン安息香酸塩
  • 用法・用量:通常、成人にはアログリプチンとして25mgを1日1回経口投与する
  • 効能・効果:2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。①食事療法、運動療法のみ。②食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用

「メタクト配合錠LD」「メタクト配合錠HD」概要

  • 一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩
  • 成分・分量:
     メタクト配合錠LD:ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mg含有
     メタクト配合錠HD:ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として30mg/500mg含有
  • 用法・用量:通常、成人には1日1回1錠(ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mgまたは30mg/500mg)を朝食後に経口投与する
  • 効能・効果:2型糖尿病。ただし、ピオグリタゾン塩酸塩およびメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る

カテゴリー:選択的DPP-4阻害薬ビグアナイド薬チアゾリジン薬、配合剤(準備中)

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

尿病関連腎臓病の概念と定義 病態多様性 低栄養とその対策
小児・思春期1型糖尿病 成人期を見据えた診療 看護師からの指導・支援 小児がんサバイバーの内分泌診療 女性の更年期障害とホルモン補充療法 男性更年期障害(LOH症候群)
神経障害 糖尿病性腎症 服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避 多職種連携による肥満治療 妊娠糖尿病 運動療法 進化する1型糖尿病診療 糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病患者の足をチーム医療で守る 外国人糖尿病患者診療
インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬 SGLT2阻害薬 NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療 骨粗鬆症 脂質異常症 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症
エネルギー設定の仕方 3大栄養素の量と質 高齢者の食事療法 食欲に対するアプローチ 糖尿病性腎症の食事療法
糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) GLP-1受容体作動薬 インスリン 糖尿病関連デジタルデバイス 骨粗鬆症治療薬 二次性高血圧 1型糖尿病のインスリンポンプとCGM

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料