ビグアナイド薬「メトグルコ」新発売 大日本住友製薬

2010.04.22
 大日本住友製薬は22日、ビグアナイド薬「メトグルコ」(一般名:メトホルミン)を5月10日に発売すると発表した。メトグルコは、インスリン分泌促進を伴わずに肝臓における糖新生抑制作用、末梢組織における糖取り込み促進作用、小腸における糖吸収抑制作用などを介して血糖降下作用を示すビグアナイド系経口血糖降下薬。
 メトホルミンは、欧米では2型糖尿病の第一選択薬として幅広く用いられており、国際ガイドラインにおいて推奨されている。しかし、わが国の効能・効果、用法・用量は、欧米と異なっていた。同社は、1961年にメトホルミン製剤「メルビン錠」を日本で最初に自社開発・発売したが、一方でメトホルミン製剤の日本人における効能・効果および用法・用量の見直しを行っていた。
 メトグルコは単独での薬剤療法が可能であり、既存のメトホルミン製剤の1日最大用量:750mgに対して、1日維持用量:750~1500mg、1日最大用量:2250mgの投与が可能となった。また、食後投与に加えて食直前投与も可能となった。
(4月22日 プレスリリース)

関連情報

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料