糖尿病患者の9割は経口血糖降下薬の改善を希望
2009.11.11
ノバルティス ファーマが経口血糖降下薬による治療を行っている2型糖尿病患者を対象に実施した調査で、既存の経口血糖降下薬に対し、6割が何らかの不満をもっていることが示された。同社は新規の経口糖尿病治療薬として、DPP-4阻害薬「ビルダグリプチン(一般名、海外製品名:Galvus)」を国内申請中。
調査によると、現在服用中の経口血糖降下薬に対して「不満はない」と回答した患者が36%である一方で、何らかの不満があると回答した患者は全体の64%だった。具体的な不満点は「糖尿病が治らない」が47%、「良好な血糖コントロールができない」が32%、「血糖コントロールがよくないので薬が増える(量または種類)」が18%、「糖尿病治療薬と他の薬の飲み合わせに注意する必要がある」が16%となった(複数回答)。
経口血糖降下薬の副作用についての質問では、「ない」と回答した患者が43%である一方で、「不快に感じる副作用がある」という回答は56%あった。具体的な不満点は「おならが出る」(31%)、「体重増加」(24%)、「低血糖」(22%)など(複数回答)。
それを反映し、全体の94%が経口血糖降下薬に改善を希望すると回答。改善内容は「良好な血糖コントロールができる」が46%、「膵臓を守る薬」が15%、「単剤(1種類)の服用で済む」が13%と続いた。
糖尿病患者が周囲に理解してもらいたいと思うことは、「一生付き合わないといけない病気である」(69%)がもっとも多く、次いで「食事に気をつけなければいけない」(68%)、「低血糖を起こす可能性がある」(43%)と続いた(複数回答)。
調査を監修した、石井均・天理よろづ相談所病院 内分泌内科部長は、「患者がどんなことに悩んだり困っているかといったアンメット・メディカル・ニーズが統計的に明らかになった。特に、毎日の血糖コントロールの難しさがある一方で、低血糖が患者にとって怖いと感じる副作用として1番多かったことで、治療における患者の複雑な状況がわかった」と述べている。
(11月9日 プレスリリース)
2人に1人が「低血糖が怖い」と回答
ノバルティス ファーマが経口血糖降下薬による治療を行っている2型糖尿病患者300人を対象に実施したインターネット調査によると、6割以上の患者が現在服用中の経口血糖降下薬に対して何らかの不満を抱えていることが明らかになった。また、約9割の患者が既存の経口血糖降下薬に改善を希望していることも示された。調査によると、現在服用中の経口血糖降下薬に対して「不満はない」と回答した患者が36%である一方で、何らかの不満があると回答した患者は全体の64%だった。具体的な不満点は「糖尿病が治らない」が47%、「良好な血糖コントロールができない」が32%、「血糖コントロールがよくないので薬が増える(量または種類)」が18%、「糖尿病治療薬と他の薬の飲み合わせに注意する必要がある」が16%となった(複数回答)。
経口血糖降下薬の副作用についての質問では、「ない」と回答した患者が43%である一方で、「不快に感じる副作用がある」という回答は56%あった。具体的な不満点は「おならが出る」(31%)、「体重増加」(24
それを反映し、全体の94%が経口血糖降下薬に改善を希望すると回答。改善内容は「良好な血糖コントロールができる」が46%、「膵臓を守る薬」が15%、「単剤(1種類)の服用で済む」が13%と続いた。
糖尿病患者が周囲に理解してもらいたいと思うことは、「一生付き合わないといけない病気である」(69%)がもっとも多く、次いで「食事に気をつけなければいけない」(68%)、「低血糖を起こす可能性がある」(43
調査を監修した、石井均・天理よろづ相談所病院 内分泌内科部長は、「患者がどんなことに悩んだり困っているかといったアンメット・メディカル・ニーズが統計的に明らかになった。特に、毎日の血糖コントロールの難しさがある一方で、低血糖が患者にとって怖いと感じる副作用として1番多かったことで、治療における患者の複雑な状況がわかった」と述べている。
(11月9日 プレスリリース)
[dm-rg.net / 日本医療・健康情報研究所]