セイブル錠とBG系薬剤との併用療法効能の追加承認 三和化学研究所
2009.11.06
急な血糖上昇(グルコーススパイク)を改善
三和化学研究所は、同社が販売している糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠(一般名:ミグリトール)」について、ビグアナイド(BG)系薬剤との併用療法の効能追加が承認されたと発表した。
セイブル錠は、α‐グルコシダーゼ阻害薬に分類される食後過血糖改善剤で、食後1時間までに生じる早期の急な血糖上昇を抑制し、1日の血糖変動をなだらかにさせる薬剤。食後のインスリン分泌を節約し、膵β細胞の負担をやわらげる効果も期待できる。一方、ビグアナイド系薬剤は主に肝臓における糖新生を抑制することで空腹時高血糖を抑える薬剤で、世界各国のガイドラインで第一選択薬に推奨されている。
作用機序の異なる2剤の併用療法の有効性と安全性を確認した臨床試験では、ビグアナイド系薬剤にセイブル錠を追加する併用療法により、低血糖リスクを増加させることなく、体重減少をともない血糖コントロールの指標であるHbA1cが長期にわたって改善することが示された。
同剤の情報提供活動は、大日本住友製薬と共同で行われる。 効能・効果
糖尿病の食後過血糖の改善(ただし、食事療法・運動療法を行っている患者で十分な効果が得られない場合、又は食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤、ビグアナイド系薬剤若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な効果が得られない場合に限る)(下線部は今回追加)
(11月9日 プレスリリース)
カテゴリー:ビグアナイド薬、α-グルコシダーゼ阻害薬
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