販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
オゼンピック皮下注2mg |
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11151円 |
2型糖尿病治療剤 持続性GLP-1受容体作動薬
セマグルチド(遺伝子組換え)
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
2型糖尿病
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として週1回0.5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回0.25mgから開始し、4週間投与した後、週1回0.5mgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量することができる。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。]
3.重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。]
貯法(凍結を避け、2~8℃に保存)
36ヵ月
劇薬
処方箋医薬品注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2022年5月
2型糖尿病
本剤の適用は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として週1回0.5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回0.25mgから開始し、4週間投与した後、週1回0.5mgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量することができる。
[8.7 参照] [8.8 参照] [11.1.2 参照]
十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。
・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
・栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態
・激しい筋肉運動
・過度のアルコール摂取者
[8.4 参照][11.1.1 参照]
腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。[11.1.4 参照]
2ヵ月以内に妊娠を予定する女性には本剤を投与せず、インスリンを使用すること。[9.5 参照]
妊婦、妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリンを使用すること。
動物試験において、臨床用量に相当する又は下回る用量(最大臨床用量でのAUC比較においてラットで約0.3倍、ウサギで約0.3倍、サルで約2.6~4.1倍)で、胎児毒性(ラット:胚生存率の減少、胚発育の抑制、骨格及び血管異常の発生頻度増加1) 、ウサギ:早期妊娠損失、骨格異常及び内臓異常の発生頻度増加2) 、サル:早期妊娠損失、外表異常及び骨格異常の発生頻度増加3),4) )が認められている。これらの所見は母動物の体重減少を伴うものであった。[9.4 参照]
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ラットで乳汁中への移行が報告されている。ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[16.6.3 参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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糖尿病用薬 [11.1.1 参照] |
低血糖症の発現に注意すること。特に、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため、定期的な血糖測定を行い、必要に応じ、これらの薬剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤との併用時に重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、a-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。また、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと。[8.4 参照][8.5 参照][9.1.3 参照][10.2 参照][17.1.1 参照][17.1.2 参照][17.1.3 参照][17.1.4 参照][17.1.5 参照]
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、膵炎と診断された場合は、再投与は行わないこと。[8.7 参照][8.8 参照][9.1.1 参照]
[8.11 参照]
腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.4 参照]
5%以上 |
1~5%未満 |
0.5~1%未満 |
頻度不明 |
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感染症 |
胃腸炎 |
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免疫系障害 |
過敏症(発疹、じん麻疹等) |
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代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
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神経系障害 |
頭痛 |
浮動性めまい |
味覚異常 |
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眼障害 |
糖尿病網膜症関連事象 |
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心臓障害 |
心拍数増加注1) |
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胃腸障害 |
悪心、下痢、便秘、嘔吐 |
腹部不快感、消化不良、腹部膨満、上腹部痛、腹痛、おくび |
胃食道逆流性疾患、 |
胃排出遅延 |
肝胆道系障害 |
胆石症 |
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皮膚及び皮下組織 |
血管性浮腫 |
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全身障害及び投与部位状態 |
疲労、 |
注射部位反応 |
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臨床検査注2) |
リパーゼ増加 |
アミラーゼ増加、体重減少 |
血中クレアチンホスホキナーゼ増加 |
(1)本剤はJIS T 3226-2に準拠したA型専用注射針を用いて使用すること。本剤はA型専用注射針との適合性の確認をペンニードルで行っている。
(2)本剤とA型専用注射針との装着時に液漏れが認められた場合には、新しい注射針に取り替えること。
(3)1本の本剤を複数の患者に使用しないこと。
皮下注射は、腹部、大腿、上腕に行う。注射箇所は毎回変更し、少なくとも前回の注射箇所より2~3cm離すこと。
静脈内及び筋肉内に投与しないこと。
(1)本剤は他の製剤との混合により、成分が分解するおそれがあるため、本剤と他の製剤を混合しないこと。
(2)注射後は必ず注射針を外すこと。注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けること。
針を付けたままにすると、液漏れや針詰まりにより正常に注射できないおそれがある。また、薬剤の濃度変化や感染症の原因となることがある。
(3)カートリッジの内壁に付着物がみられたり、液中に塊や薄片がみられることがある。また、使用中に液が変色することがある。これらのような場合は使用しないこと。
ラット5) 及びマウス6) における2年間がん原性試験において、臨床用量に相当する又は下回る用量(最大臨床用量でのAUC比較においてラットでは定量下限未満のため算出できず、マウスで約1.3倍)で、甲状腺C細胞腫瘍の発生頻度の増加が認められたとの報告がある。
甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌又は多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者に対する、本剤の安全性は確立していない。[8.10 参照]
使用開始後は遮光にて室温(冷蔵庫(2~8℃)も含む)に保管し、8週間以内に使用すること。
(更新確認日:2025年8月6日)
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