ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1) (IFLグローバル、国際糖尿病支援基金)
2022年3月に勃発したロシア・ウクライナ危機において、ウクライナ現地の糖尿病患者さんも危機的な状況に陥っています。
この度、オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援するインスリン・フォー・ライフ(IFL)本部より、ウクライナの糖尿病患者さんへの緊急要請があり、取り急ぎ、当基金からIFLへ3,000ドルを支援しました。
IFLでは、本部、各国の支部と協力し、ウクライナの糖尿病患者さんへの支援物資の提供や募金活動を行っております。ウクライナの糖尿病患者さんを支援するために、同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様のご協力をお願いします。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
振込口座(郵便局):
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
IFLでは、インスリンツムレーベン(IZL)※ドイツとオーストリアにおいて、ウクライナへの支援活動を行いました。詳しくは、下記のIFLのレポートをご覧ください。
※「インスリン・フォー・ライフ」のドイツ語の意味
IZLドイツ、オーストリア ウクライナ支援レポート
IFLオーストラリアとIZLドイツ、IZLオーストリア、IFLアメリカ、IFLイギリス、イギリス糖尿病協会は、ウクライナからの支援要請を受け、現地の糖尿病患者さんへの援助支援を行っています。
世界規模での非常事態が発せられている中、危機を乗り切るための物資や金銭的な支援が求められています。
まず、欧州内にあるIZLドイツとオーストリア、IFLイギリスが、ウクライナに対し支援を行いました。
IZLドイツ代表のハイディ・シュミット・シュミデバッハさんによって、在ポーランド・ウクライナ大使館に糖尿病関連の支援物資が送られました。インスリンと他の機材60㎏をウクライナに向けてトラックで発送しました。
IZLオーストリアからは、知り合いの在オーストリア・ウクライナ大使館を通じて支援要請を受け、代表のサラ・フカッハさんによって、難民となった糖尿病患者が必要とする薬品類などの支援物資がウクライナと隣接するポーランド内のウクライナ大使館とルーマニア大使館に送られました。
これらの支援要請は、在ポーランド・ウクライナ大使館と在ルーマニア・ウクライナ大使館を通じて来たものです。ポーランドとルーマニアは、ウクライナと隣接しているため、多くの難民が避難してきています。
支援先である「My sugar」のオレグさんが、オーストリアの病院から集めたインスリンや血糖測定機以外の物資も含め、段ボール約20箱分の発送に協力してくれました。サラさんが主導する形で、IZLオーストリアから、多くの段ボールに詰められた支援物資がトラックで運ばれました。
インスリン・フォー・ライフ・グローバルでは、欧州に難民として逃れた人たちに送付するために、製薬会社のうち一社と血糖測定器50から100台、テストチップ10,000から20,000枚を購入するための交渉をしています。
地理的に遠いオーストラリアで購入して送付するのではなく、イギリスもしくはアメリカで購入することを検討しています。
現地の糖尿病患者さんを支援するために、日本の皆様のご協力をお願い申し上げます。
Insulin For Life オーストラリア
代表 アリシア・ジェンキンス医師
スタッフ ニール・ドナラン