【新型コロナ】抗原定性検査キット「Rapiim SARS-CoV-2-N」を発売 微量なウイルス抗原を15分で検出 横浜市立大との共同研究をもとに開発
2020.12.15
キヤノンメディカルシステムズは、新型コロナウイルスの抗原を迅速かつ簡便に検出する抗原定性検査キット「Rapiim SARS-CoV-2-N(ラピーム サーズ コブ ツー エヌ)」を発売した。
6.64pg/mL程度の微量なウイルス抗原を15分で検出
キヤノンメディカルシステムズは、新型コロナウイルスの抗原を迅速かつ簡便に検出する抗原定性検査キット「Rapiim SARS-CoV-2-N(ラピーム サーズ コブ ツー エヌ)」を発売した。 この抗原定性検査キットは、横浜市立大学との共同研究をもとに開発したもので、A型・B型インフルエンザウイルスなど他のウイルスと交差反応することなくSARS-CoV-2を的確に検出するとともに、6.64pg/mL程度の微量なウイルス抗原を15分で検出し、多量のウイルスの場合は4分で検出が可能。専用装置「Rapiim Eye 10」と組み合わせて使用する。 現在、インフルエンザ検査などで「Rapiim Eye 10」を使用中の施設では、同装置をアップグレードすることなく同検査キットが使用可能だ。 なお厚生労働省によると、定性抗原検査キットについては、鼻咽頭拭い液による検査であれば、発症2日目から9日目までの患者について、検査結果が陰性でも確定診断が行える。 「Rapiim SARS-CoV-2-N」の特徴▼鼻咽頭ぬぐい液に加え、医療従事者の管理下で患者自身が採取可能な鼻腔ぬぐい液にも対応し、医療従事者への感染リスクを低減できる。
▼横浜市立大学が開発した抗SARS-CoV-2抗体を採用し、近縁ウイルスであるSARS-CoV、MERS、また、風邪症状を引き起こすヒトコロナウイルスや、A型インフルエンザウイルス(H1N1、H3N2)、B型インフルエンザウイルス、ライノウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど、37種類のウイルスや細菌で交差反応を示さない。これにより、偽陽性の発生リスクを低減させている。
▼独自の高感度検出技術を、インフルエンザウイルス、RSウイルスに続き、SARS-CoV-2に採用し、6.64pg/mLの抗原、203RNAコピー/テストのウイルスを15分で検出する。また、多量のウイルスでは、4分で陽性を判定する。
一般的名称 | SARSコロナウイルス抗原キット |
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販売名 | SARSコロナウイルス抗原キットRapiim SARS-CoV-2-N PRT-C2N01A |
承認番号 | 30200EZX00083000 |
保険適用 | 令和2年5月13日付 保医発0513第1号「検査料の点数の取扱いについて」 ・ D012 感染症免疫学的検査 SARS-CoV-2抗原検出 600点 令和2年度 診療報酬点数 ・ D026 検体検査判断料 6.免疫学的検査判断料 144点 |
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]