基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤「iGlarLixi」

2016.09.28
 サノフィは、開発中のインスリン グラルギン100単位/mL(基礎インスリン)とリキシセナチド(GLP-1受容体作動薬)の用量調節が可能な配合剤(iGlarLixi)が、インスリン グラルギン100単位/mLのみ投与した場合に比べ、成人2型糖尿病患者において良好な食後血糖コントロールを示したと発表した。
 新たな解析結果は、ドイツ・ミュンヘンで開催中の第52回欧州糖尿病学会(EASD)で発表された。iGlarLixiは現在、米国と欧州で審査中。

インスリン グラルギンとリキシセナチドの配合剤「iGlarLixi」

 主要第3相臨床試験であるLixiLan-L試験では、インスリン グラルギン単独またはインスリン グラルギンと経口糖尿病薬1~2剤の併用でコントロール不十分な2型糖尿病患者736例を対象として、iGlarLixiとインスリン グラルギンの有効性を比較した。

 事後解析を行ったところ、iGlarLixiを投与した患者ではインスリングラルギン100単位/mLのみ投与した患者に比べ、食後血糖値の目標達成率が高いことが明らかになった。症候性低血糖の発現率は、iGlarLixi群とインスリングラルギン100単位/mL群で同程度だった。

 ベースラインおよび投与30週時点に標準食を用いて血糖測定を行った患者677例を対象とした事後解析では、iGlarLixi群ではインスリン グラルギン100単位/mL単独投与群に比べ、食後血糖値のコントロールが良好だった。投与30週時点で食後血糖値が140mg/dL以下であった患者の割合はiGlarLixi群ではインスリン グラルギン100単位/mL単独投与群より高く、標準食摂取の30分後(群間差:16.4% [41.4% vs. 25%], p<0.0001)、1時間後 (群間差: 22.4% [30.7% vs. 8.3%], p<0.0001)、および 2時間後 (群間差: 28.2% [33.6% vs. 5.4%], p<0.0001)のいずれもiGlarLixi群で高い達成率が得られた。

 また、ベースライン時点と投与30週時点で1日7回の血糖自己測定を行った患者592例を対象とした事後解析を行ったところ、インスリン グラルギン100単位/mL単独投与群に比べ、iGlarLixi群で良好な食後血糖コントロールを示した。食後血糖値の目標到達率は、1日のいずれの食事後もiGlarLixi群で一貫して高く、投与30週時点で行った1日7回の血糖自己測定において食後血糖値が140mg/dL以下であった患者の割合は、iGlarLixi群の方がインスリン グラルギン100単位/mL単独投与群より高く、午前10時(群間差: 32.5% [61.2% vs. 28.7%], p<0.0001)、午後3時(群間差: 16.5%[41.1% vs. 24.6%], p<0.0001)、および午後10時 (群間差: 12.2% [45.9% vs. 33.7%], p=0.005)のいずれもiGlarLixi群で高い達成率が得られた。

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

尿病関連腎臓病の概念と定義 病態多様性 低栄養とその対策
小児・思春期1型糖尿病 成人期を見据えた診療 看護師からの指導・支援 小児がんサバイバーの内分泌診療 女性の更年期障害とホルモン補充療法 男性更年期障害(LOH症候群)
神経障害 糖尿病性腎症 服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避 多職種連携による肥満治療 妊娠糖尿病 運動療法 進化する1型糖尿病診療 糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病患者の足をチーム医療で守る 外国人糖尿病患者診療
インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬 SGLT2阻害薬 NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療 骨粗鬆症 脂質異常症 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症
エネルギー設定の仕方 3大栄養素の量と質 高齢者の食事療法 食欲に対するアプローチ 糖尿病性腎症の食事療法
糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) GLP-1受容体作動薬 インスリン 糖尿病関連デジタルデバイス 骨粗鬆症治療薬 二次性高血圧 1型糖尿病のインスリンポンプとCGM

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料