ミニメド780Gシステムのスマートガード機能、 2歳以上の小児への適応拡大を承認取得  幼児期からのAID療法が可能に

2026.05.25
ミニメドジャパン合同会社は5月22日、同社のインスリンポンプ「ミニメド780G システム」に搭載されたスマートガード機能について、使用対象年齢をこれまでの7歳以上から2歳以上へ拡大する薬事承認を5月20日に取得したと発表した。今回の薬事承認により、血糖管理が難しい幼児期の1型糖尿病に対して、自動インスリン注入(AID)療法が可能となる。(画像はプレスリリースより)

 ミニメド780Gシステムは、日本国内では2023年11月に発売されたインスリンポンプシステム。持続グルコースモニタリング(CGM)と連動し、グルコース値の予測に基づいて基礎インスリンの調整および追加インスリンの注入を自動で行うことができる、国内で唯一のAIDシステムとなっている。

 ただしAIDシステムとして使用するための「スマートガード機能」の対象年齢は、日本国内ではこれまで7歳以上となっていた。今回の薬事承認により、2歳以上の幼児期に対してAID療法が可能となる。

 小児を対象とした国際的臨床研究・ LENNY Studyでは、1型糖尿病を持つ2~6歳の小児におけるミニメド780G システムの有効性および安全性が示されている(Battelino T, et al. : Lancet Diabetes Endocrinol. 2025; 13(8): 662-673.)。多施設共同・無作為化クロスオーバー試験として実施され、スマートガード使用時は非使用時と比較して、HbA1cが0.6%低下しTIRが9.9%向上した。さらに保護者・介護者からは、夜間の睡眠の質の改善、血糖管理にかかる時間の低減、および低血糖に対する恐怖感の軽減といった、QOLの改善が報告された。

 今回の適応拡大に際し、日本小児・思春期糖尿病学会 理事長 菊池 透氏は以下の通り述べている。
「幼児期は、自身の体調や低血糖症状を言葉で十分に表現できないため、糖尿病管理が特に難しい時期です。医療現場では、夜間の低血糖に対する保護者の不安や、継続的な管理負担の大きさを強く感じています。今回、ミニメド780Gシステムのスマートガード機能が2~6歳の小児にも使用可能となることは、こうした課題に対する重要な前進であり、患者さんとご家族の安心感やQOL向上に大きく貢献すると考えます」

[ 糖尿病リソースガイド編集部 / 日本医療・健康情報研究所 ]

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