専門医がCSII療法のあり方を考えるリレーインタビューがスタート
2015.09.01
糖尿病ネットワーク「インスリンポンプ情報ファイル」では、リレーインタビュー「インスリンポンプの今とこれから」を公開しました。第1回目は、聖マリアンナ医科大学 代謝内分泌内科教授の田中逸先生にお話を伺いました。
「インスリンポンプの今とこれから」へ ▶
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世界的に技術革新が進み、日本でもその恩恵が受けられるようになってきたインスリンポンプ(CSII)療法。近年ではCGMやSAPなどの新製品も登場し、関心を持つ人が増えています。
アメリカでは1型糖尿病患者の35%がCSIIを利用しており、経験者をあわせると40~50%にのぼると言われます。日本のポンプ療法患者は約5千名で、1型糖尿病患者数が10万人だとすれば5%です。普及が遅れている原因は、取扱医療機関が限られており、費用面のこともありますが、欧米人と日本人の体質や気質の違いなども考えられます。
本インタビューでは、どんな患者さんに、どのような体制で導入していくかという実用的な話題とともに、治療のあり方、普及のしかたなどの持論など、糖尿病治療の未来を想像しながら先生方に語ってもらいます。
リレーインタビュー「インスリンポンプの今とこれから」
第1回「CSII療法のあり方を考える」
聖マリアンナ医科大学 代謝内分泌内科教授 田中 逸 先生
聖マリアンナ医科大学 代謝内分泌内科教授 田中 逸 先生
目 次
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1. CSIIとの30年間 ▶
CSIIとの出会い/その後の軌跡 -
2. 誰がどのように使うべきか ▶
ポンプのメリット/適用はどんな人?/大人と小児とでの効果の違い/小児科での血糖コントロール/2型のインスリン療法患者 -
3. 聖マリアンナ医科大学のポンプ導入 ▶
2週間の入院で治療準備と手技をマスター/自律神経検査はなぜ有用なのか -
4. ポンプを選ぶ理由とは ▶
潜在ユーザーについて/導入したい理由はたくさんある/中長期的な理由を考えてみよう -
5. 普及体制を整えるには ▶
ポンプ療法はどこで受けられるのか/取扱医療機関情報の公開 -
6. CSIIのこれから ▶
ポンプを使う目的は何か/糖尿病治療の本当の目的と向き合おう
[dm-rg.net / 日本医療・健康情報研究所]