新連載「糖尿病診療の目」がスタート 糖尿病情報スクランブル

2014.12.24

糖尿病診療に携わる皆さんに、関連するさまざまなテーマについて述べた記事、専門的な情報を集約し、紹介している「糖尿病情報スクランブル」は、新連載「糖尿病診療の目」を公開しました。新連載「糖尿病診療の目」へ ▶

 新連載「糖尿病診療の目」では、長年、糖尿病専門医として臨床に携わってきた松葉医院院長の松葉育郎先生に、その経験から得られた知識を披露していただきます。

 糖尿病医療に長年携わってきた専門医は、どのような視点を持って患者さんの情報を整理・把握し、診療に何を目指しているのでしょうか。糖尿病診療のヒントとして、今後に役立つ知識として、頭の中の引き出しにしまっておきたい情報を定期的にお届けします。

糖尿病診療の目/執筆者プロフィール

糖尿病診療の目「第1回 糖尿病治療の目指すところは?」 (本文より)

来院される方々

 糖尿病専門の開業外来で診療に携わっていると、初診で来られる患者さんは、大きくふたつに分けられます。

 健康診断で尿糖が見つかり、糖尿病の疑いが指摘されたり、家族が糖尿病で最近、尿量が多くなり、心配だから一度検査をしたいという、初期の糖尿病と考えられる患者さん。

 もうひとつは既に糖尿病と診断されて大病院に通院していたが土曜日しか通院できない、転居など個人としての都合で紹介・転院してくる患者さん。そして、なかなか血糖コントロールが良くならない、いくつかの合併症があり、循環器、腎臓専門医、糖尿病専門医へのそれぞれの期待をもち、今より良くしたいという患者さんです。

エッ、治らないんですか?

 患者さんが望んでいることは、健康な毎日を過ごしたい、家族と出かけたり、ときには旅行に行き美味しい豪華な料理も楽しみたい、健康であったときと同じ生活をしたいという希望です。

 とくに、初めて糖尿病といわれた患者さんから聞かれる言葉には、返事に窮することもしばしばあります。「先生、糖尿病といわれましたが、治してくれるんですよね?治る病気ですよね?検査で引っかかり来ましたが、私はどこも悪くないし、痛くもかゆくもないし、普通に仕事もしています。血糖値が高いなら、それを下げれば良いんですね。下がったら、もう、来なくて良いですよね」

続きはこちら...第1回 糖尿病治療の目指すところは?

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬 SGLT2阻害薬 NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療 骨粗鬆症 脂質異常症 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 骨粗鬆症治療薬の使い分け 二次性高血圧 糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)
Childhood Cancer Survivor(CCS)の小児期から成人にかけての内分泌診療 小児・思春期1型糖尿病患者・家族への指導・支援 成人期を見据えた小児期発症1型糖尿病の診療
エネルギー設定の仕方 3大栄養素の量と質 高齢者の食事療法 食欲に対するアプローチ 糖尿病性腎症の食事療法
神経障害 糖尿病性腎症 服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避 多職種連携による肥満治療 妊娠糖尿病 運動療法 進化する1型糖尿病診療 糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病患者の足をチーム医療で守る 外国人糖尿病患者診療

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料