SGLT2阻害薬「ルセオグリフロジン」の国内第3相試験 HbA1c0.6%

2013.12.13
 大正製薬は、同社が創製したSGLT2阻害薬「ルセオグリフロジン水和物」第3相試験の結果を、メルボルンで開催された国際糖尿病連合(IDF)世界会議で発表した。ルセオグリフロジンは、SGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を選択的に阻害することで、糖を尿とともに体外に排泄し、血糖値を低下させるタイプの薬剤だ。

 1件目は、スルホニル尿素薬(グリメピリド)単剤で血糖管理が不十分な日本人2型糖尿病患者221人を対象とした併用長期投与試験。

 ルセオグリフロジン2.5mgまたはプラセボを二重盲検下で1日1回24週間経口投与した結果、ルセオグリフロジンは主要評価項目であるHbA1cを有意に低下させ、ベースラインからのHbA1c低下量のプラセボとの差は-0.88%(p<0.001)だった。

 二重盲検期に続く投与開始後52週までの非盲検投与期で、ルセオグリフロジン2.5mg(血糖コントロールが不十分な場合には5mgに増量)を1日1回投与した結果、ルセオグリフロジンはHbA1cを有意に低下させ、ベースラインからのHbA1c低下量は-0.63%(p<0.001)だった。

 2件目は、メトホルミン、DPP-4阻害薬、ピオグリタゾン、速効型インスリン分泌促進薬、αグルコシダーゼ阻害薬の単剤投与で血糖管理が不十分な日本人2型糖尿病患者487人を対象としたルセオグリフロジンの併用長期投与試験。

 ルセオグリフロジン2.5mg(血糖コントロールが不十分な場合には5mgに増量)を非盲検下で1日1回52週間投与した結果、ルセオグリフロジンはすべての併用薬群において主要評価項目であるHbA1cを有意に低下させ、投与終了時におけるベースラインからのHbA1c低下量は-0.52%~-0.68%だった(いずれの併用薬群もp<0.001)。

 また両試験の副次評価項目の解析結果より、ルセオグリフロジンは空腹時における血糖値を改善するとともに、体重を有意に減少させた。

 2型糖尿病患者合計1,310人を対象とした5件の国内第3相臨床試験では、ルセオグリフロジン単剤投与および他の経口血糖降下薬との併用投与時にHbA1cの低下作用が認められた。ルセオグリフロジンは日本では承認を申請中。

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