DPP-4阻害剤「スイニー錠100mg」承認取得 三和化学研究所など
2012.10.01
三和化学研究所と興和は9月28日、三和化学研究所が創製し、両社が共同開発を進めてきたDPP-4阻害剤「スイニー錠100mg」(一般名:アナグリプチン)」の製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は、GLP-1を分解する酵素であるDPP-4の働きを阻害する選択的DPP-4阻害剤で、GLP-1の作用を高めることにより血糖コントロールを改善する。GLP-1は、食事の摂取により消化管から分泌され、インスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制するホルモン。
効能・効果は、「2型糖尿病ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る ①食事療法、運動療法のみ、②食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用、③食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用、④食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用、⑤食事療法、運動療法に加えてチアソリジン系薬剤を使用」。
用法・用量は、「通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経ロ投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる」。
三和化学研究所
興和
興和
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]