国民医療費、国民所得の1割を超す 糖尿病の医療費は1.2兆円
2011.09.30
厚生労働省は、国民が1年間に使った医療費の総額を示す国民医療費が、2009年度は前年度より3.4%多い36兆67億円となり、過去最高を更新したと発表した。1人あたり医療費は3.6%多い28万2400円で、ともに過去最高を更新した。国民所得に対する割合は10.61%で、はじめて10%を突破した。

2009年度国民医療費の主な内容は次の通り――
- 2009年度の国民医療費は36兆67億円、前年度の34兆8084億円に比べ1兆1983億円、3.4%増加した。
- 人口1人当たりの国民医療費は28万2400円、前年度の27万2600円に比べ3.6%増加した。
- 国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は7.60%(前年度7.07%)、国民所得に対する比率は10.61%(前年度9.89%)。
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]