糖尿病治療薬の共同開発に合意 イーライリリー・アンド・カンパニー / ベーリンガーインゲルハイム
2011.01.14
ベーリンガーインゲルハイム(ドイツ)とイーライリリー・アンド・カンパニー(米国)は、開発段階にある糖尿病治療薬について、日本を含む世界での共同開発に合意したと発表した。
今回の合意には、ベーリンガーインゲルハイムが開発中のDPP-4阻害薬「リナグリプチン」(一般名)、SGLT-2阻害薬「BI10773」、イーライリリーが開発を進める2つの基礎インスリンアナログ(LY2605541とLY2963016)が含まれる。また、抗TGFベータ・モノクローナル抗体の共同開発および共同販売のオプション契約にも合意した。
(1月12日 日本イーライリリー / ベーリンガーインゲルハイム)
(1月12日 日本イーライリリー / ベーリンガーインゲルハイム)
今回の合意に含まれる薬剤
名 称 | 開発状況など |
DPP-4阻害薬。現在、米国、欧州、日本で承認審査段階 | |
SGLT-2阻害薬。2010年、第Ⅲ相臨床試験の患者登録が開始された。現在までで販売承認を受けたSGLT-2阻害薬はない | |
インスリン・グラルギン製剤 | |
海外にて、慢性腎疾患を伴う糖尿病患者による第Ⅱ相臨床試験を実施中 |
カテゴリー:開発中の薬剤―新薬情報―
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