販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
マンジャロ皮下注2.5mgアテオス |
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1924円 |
マンジャロ皮下注5mgアテオス |
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3848円 |
マンジャロ皮下注7.5mgアテオス |
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5772円 |
マンジャロ皮下注10mgアテオス |
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7696円 |
マンジャロ皮下注12.5mgアテオス |
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9620円 |
マンジャロ皮下注15mgアテオス |
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11544円 |
GIP/GLP-1受容体作動薬
チルゼパチド注射液
日本イーライリリー株式会社
田辺三菱製薬株式会社
2型糖尿病
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまでとする。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。]
3.重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。]
貯法(2~8℃で保存)
24ヵ月
劇薬 処方箋医薬品
※注意―医師等の処方箋により使用すること
2023年4月
本剤の適用は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまでとする。
胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。
[8.6 参照],[8.7 参照],[11.1.2 参照]
[8.4 参照],[11.1.1 参照]
[8.11 参照]
腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。[11.1.5 参照]
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリン製剤を使用すること。
生殖発生毒性試験において、妊娠ラットに本剤を投与した場合、臨床最大用量でヒトに投与したときの本薬の曝露量を下回る用量(臨床最大用量でのCmax比較において0.74倍、AUC比較において0.25倍)で、胎児毒性(骨格奇形、内臓奇形等)が認められた。これらの所見は母動物の摂餌量の低値及び体重の低値を伴うものであった1)。[9.4 参照]
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することがある。本剤投与によるヒトの哺乳中の児への影響は不明である。[16.3.2 参照]
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
体重も含め、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[7.4 参照],[8.9 参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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低血糖の発現に注意すること。特にスルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。これらの薬剤と併用する場合、低血糖のリスクを軽減するため、これらの薬剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
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特に投与開始初期又は漸増後初期では併用する経口避妊薬の効果を減弱させるおそれがある。 |
本剤の胃内容物排出遅延作用による。 |
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GLP-1受容体作動薬との併用によりワルファリンのtmaxが遅延したとの報告があり、エキセナチドで出血を伴うINR増加が報告されている。 |
本剤の胃内容物排出遅延作用による。 |
低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常等)があらわれることがある。また、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤との併用時に重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合は、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。[8.4 参照],[8.5 参照],[9.1.3 参照],[10.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照]
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等の異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、膵炎と診断された場合は、再投与は行わないこと。[8.6 参照],[8.7 参照],[9.1.2 参照]
[8.10 参照]
腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.5 参照]
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
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循環器 |
心拍数増加注)、低血圧、血圧低下 |
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消化器 |
悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退 |
腹部膨満、胃食道逆流性疾患、おくび |
鼓腸 |
肝胆道 |
胆石症 |
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眼 |
糖尿病網膜症 |
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注射部位 |
注射部位反応(紅斑、そう痒感、疼痛、腫脹等) |
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免疫系 |
過敏症(湿疹、発疹、そう痒性皮疹等) |
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精神神経系 |
味覚不全、異常感覚 |
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臨床検査 |
膵アミラーゼ増加、リパーゼ増加、体重減少 |
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その他 |
疲労 |
注入器の破損又は異常がないこと、薬液の変色や浮遊物がないことを確認すること。
皮下注射は、腹部、大腿部又は上腕部に行う。同じ部位の中で注射する場合、毎回注射する場所を変更すること。静脈内及び筋肉内に投与しないこと。
国内外の第III相試験7試験(5119例)において、抗薬物抗体が評価可能な5025例のうち、抗チルゼパチド抗体が51.1%(2570例)に、内因性GIP又は内因性GLP-1に対する交差抗体はそれぞれ33.9%(1705例)及び14.2%(716例)に発現した。チルゼパチドのGIP受容体又はGLP-1受容体の活性化に対する中和抗体はそれぞれ1.9%(94例)及び2.1%(107例)に発現した。
雌雄ラットを用いた2年間がん原性試験において、本剤を0.15、0.50及び1.5mg/kgの用量(それぞれ最大臨床推奨用量をヒトに皮下投与した際のAUCの0.12、0.36及び1.02倍のAUCをもたらす用量)で週2回皮下投与したところ、対照群と比較して、甲状腺C細胞腫瘍(腺腫及び癌)の発生頻度の増加がすべての用量でみられた。rasH2トランスジェニックマウスを用いた6ヵ月間がん原性試験において、本剤を1、3及び10mg/kgの用量で週2回皮下投与したところ、甲状腺C細胞の過形成あるいは腫瘍の発生頻度に増加は認められなかった1)。甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌又は多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者に対する本剤の安全性は確立していない。[8.8 参照]
(更新確認日:2025年8月6日)
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