インスリンゲル化による副作用を注意喚起 37℃超の高温が要因 フィアスプ注ポンプ使用時

2026.06.16
ノボ ノルディスク ファーマは6月12日、フィアスプ注100単位/mLをインスリンポンプで使用する際、高温を主な要因とした注射薬のゲル化について注意喚起を行った。注射薬ゲル化による影響が疑われる副作用事例が国内で複数報告されているという。

 同社は、2023年1月1日から2026年5月31日までに、フィアスプ注100単位/mLの注射液ゲル化による影響が疑われる副作用事例が国内で7例(糖尿病ケトアシドーシス (重篤)2例、高血糖(重篤)1例、高血糖(非重篤)4例)報告されたと公表した。

 注射薬ゲル化の主な要因は高温であり、ゲル化が生じると、ポンプ内に閉塞が生じ、適切に投与が行われず、重篤な高血糖関連事象をきたす可能性があるとして、インスリンポンプに充填して使用する際は、37℃を超える高温を避けるよう(例:ポンプを暖房器具、カイロ等の熱源に近づけない、高温環境である作業場での利用を避ける等)指導するよう呼びかけている。

 なお、同剤においては2022年3月に、同様のゲル化がみられ重篤な高血糖に至った事例が1例報告されるとともに、適正使用に関する注意喚起が行われている(https://www.pmda.go.jp/files/000245729.pdf)。 また2022年3月の注意喚起以降、同年12月31日までに同様のゲル化がみられたという事例が2例(いずれも高血糖発現あり〔非重篤〕)報告されたため、ゲル化の原因の調査結果も含め再度の注意喚起を行われている(https://www.pmda.go.jp/files/000250557.pdf)。

[ 糖尿病リソースガイド編集部 / 日本医療・健康情報研究所 ]

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