GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」が限定出荷を解除し通常出荷に 日本イーライリリー

2024.04.24
 日本イーライリリーは、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」について、2023年3月より限定出荷をしていたが、安定供給の目途がたったため、4月の時点で限定出荷を解除し、通常出荷に変更すると公表した。

「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」が通常出荷に 「マンジャロ皮下注」は限定出荷を継続

 日本イーライリリーは、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」について、2023年3月より限定出荷をしていたが、安定供給の目途がたったため、4月の時点で限定出荷を解除し、通常出荷に変更すると公表した。

 「限定出荷の際は、製薬会社としての重要な使命であります医薬品の安定供給に支障をきたし、医療関係者の皆さま、ならびに患者さまに大変なご迷惑をお掛け致しましたこと、深くお詫び申し上げます。引き続き安定供給に努めて参ります」と、同社では述べている。

通常出荷開始日 2024年4月22日(月)

トルリシティ皮下注0.75mgアテオス出荷及び対応状況

製品名 包装 出荷量 対応状況
トルリシティ皮下注0.75mgアテオス 2キット A. 出荷量通常 ①. 通常出荷

A. 出荷量通常
比較対象期間の出荷量又は市場予測による予定出荷量と比較して概ね90%以上110%未満の出荷状況

* 2023年3月1日付で日本製薬連合会より発出された、日薬連発第137号『「医療用医薬品の供給状況に関する用語の定義」の見直しについて』に基づき、供給状況を掲載

 なお、日本イーライリリーと田辺三菱製薬は2024年3月、GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ皮下注2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/12.5mg/15mgアテオス」(一般名:チルゼパチド)について、投薬期間制限が4月1日より解除となるが、同剤の安定供給を確保するため、この時期での限定出荷解除を見送り、当面のあいだは、マンジャロはすべての製剤で限定出荷を継続すると公表している。

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料