DPP-4阻害薬で初のOD錠「テネリアOD錠」発売 2型糖尿病患者の利便性・服薬遵守の向上をめざす

2021.06.22
 田辺三菱製薬は、DPP-4阻害剤「テネリアOD錠20mg、同錠40mg」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)を6月18日に発売した。

口腔内崩壊錠(OD錠)により利便性・服薬コンプライアンスの向上をはかる

 同社は、高齢の患者や嚥下機能が低下した患者、また、水分の摂取制限が必要な患者での、さらなる利便性や服薬コンプライアンスの向上をめざし、口腔内崩壊錠(OD錠)の開発を行い、DPP-4阻害薬としては国内初のOD錠である「テネリアOD錠」の承認を2021年2月に取得した。

 なお、「テネリア錠20mg」は2012年6月に、「同錠40mg」は2018年8月に承認を取得し、2型糖尿病を効能・効果として発売している。

テネリアOD錠20mg、同錠40mg 製品概要

販売名 テネリアOD錠20mg/テネリアOD錠40mg
(TENELIA OD Tablet 20mg/ TENELIA OD Tablet 40mg)
一般名 テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物
効能・効果 2型糖尿病
用法・用量 通常、成人にはテネリグリプチンとして20㎎を1日1回経口投与する。
なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら40㎎1日1回に増量することができる。
包装 20mg 100錠(10錠×10)
40mg 100錠(10錠×10)
薬価 20mg1錠 134.70円
40mg1錠 202.50円
製造販売承認日 2021年2月5日
薬価基準収載日 2021年6月18日
発売日 2021年6月18日
製造販売元 田辺三菱製薬株式会社
販売元 第一三共株式会社

田辺三菱製薬
テネリアOD錠 20mg/テネリアOD錠 40mg 添付文書 患者向医薬品ガイド (医薬品医療機器総合機構)

[ TERAHATA / 日本医療・健康情報研究所 ]

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