「妊娠中の糖代謝異常のスクリーニング~COVID-19パンデミック対応~」を公開 日本糖尿病・妊娠学会
2020.04.17
日本糖尿病・妊娠学会(理事長:平松祐司・岡山大学名誉教授、岡山市立市民病院顧問)は、「妊娠中の糖代謝異常のスクリーニング~COVID-19パンデミック対応~」の公開を開始した。
感染から守るために病院滞在時間を短縮
COVID-19感染拡大にもとない、緊急事態宣言が出され、妊婦健診にも多大の影響がではじめている。そこで同学会は、妊婦や赤ちゃんを感染から守るためにいかにして病院滞在時間を短縮するかという視点で、パンデミック時の妊娠中の糖代謝異常スクリーニング法について検討した。 制作したリーフレットでは、妊娠初期と妊娠24~28週に分けて解説。産後の血糖の正常化の確認の仕方についてについても簡潔にまとめてある。 推奨される妊婦の糖代謝異常スクリーニングや管理の基本は、ガイドラインや同学会発刊の診断・管理マニュアルに準拠したもので、今回提示したものはあくまでCOVID-19パンデミック時にのみ使用するものだとしている。 産後1ヵ月検診でGDMの産後フォローアップとして患者に渡すリーフレットも見れる。同学会メンバーが中心となり行った妊娠糖尿病に関するAMED研究のパンフレットのダウンロードサイトが記載してあり、説明時間の短縮などに有効に活用できる内容になっている。 「各施設での緊急管理法を考える上での参考にしてほしい」と、同学会では述べている。 一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]