週1回投与のGLP-1受容体作動薬「トルリシティ」製造販売承認を取得

2015.07.07

 日本イーライリリーは3日、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」(一般名:デュラグルチド(遺伝子組換え))について、製造販売承認を取得したと発表した。

 トルリシティの適応は2型糖尿病で、週1回投与のGLP-1受容体作動薬としては、「ビデュリオン」(一般名:エキセナチド)シリーズに続き国内では3製品目となる。

 同製品は1回使い切りのオートインジェクター型注入器を採用。注射針はあらかじめ注入器に取り付けられていて、注入ボタンを押すことで自動的に注射針が皮下に刺さり、1回ぶんの薬液が注入される。注入が完了すると、注射針を注入器の中に自動的に収納する。

 使用者による薬剤の溶解、用量設定、注射針の交換などの手間はなく、注射針を見ることなく自己注射を行うことができるなど、衛生面や利便性に配慮した設計になっている。

製品概要

製品名 トルリシティ皮下注0.75mgアテオス
一般名 デュラグルチド(遺伝子組換え)(JAN)
効能・効果 2型糖尿病
用法・用量 通常、成人には、デュラグルチド(遺伝子組換え)として、0.75mgを週に1回、皮下注射する。

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「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」週1回投与のGLP-1受容体作動薬、日本にて製造販売承認を取得 (日本イーライリリー)
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