DPP-4阻害薬「ネシーナ錠」、SU薬またはビグアナイド薬との併用認可　武田薬品工業

　武田薬品工業は23日、DPP-4阻害薬「ネシーナ」（一般名：アログリプチン）について、スルホニル尿素薬またはビグアナイド薬との併用について、効能追加の承認を厚生労働省より取得したと発表した。

　同剤は、昨年6月より販売を開始。インスリン分泌を高めるホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1（GLP-1）を分解する酵素、DPP-4に対する選択性が極めて高く、1日1回の投与で血糖改善作用を示す特徴をもつ。

　既に同剤との併用に関しては、α-グルコシダーゼ阻害薬、チアゾリジン薬が認められていて、今回のスルホニル尿素薬とビグアナイド薬との併用が認可されたことにより、より幅の広い治療への対応が可能となった。
（2月23日　プレスリリース）

各DPP-4阻害薬と併用可能な薬剤（2011年2月現在）

製品名	一般名	併用可能な薬剤	併用認可申請中の薬剤
ネシーナ錠	アログリプチン	スルホニル尿素薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬
ジャヌビア錠／ グラクティブ錠	シタグリプチン	スルホニル尿素薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬	α-グルコシダーゼ阻害薬、インスリン製剤
エクア錠	ビルダグリプチン	スルホニル尿素薬

関連情報
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