DPP-4阻害薬「ネシーナ錠」中国での第3相試験開始 武田薬品工業
2011.02.10
武田薬品工業および武田グローバル研究開発センター(シンガポール、以下、TGRDアジア)は9日、DPP-4阻害薬「SYR-322」(一般名:アログリプチン)について、中国における臨床第3相試験の開始を発表した。
同剤は、武田サンディエゴ(米国)が創製したジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬。わが国では製品名「ネシーナ錠」として既に発売しており、他国や地域においても承認取得に向け開発を進めている。
臨床試験は、日本を除くアジア地域の開発拠点であるTGRDアジアと、中国最大の臨床試験受託会社(CRO)のひとつであるTigerMed社が共同で行う。中国での臨床試験は、プラセボを対照とした無作為二重盲検比較試験であり、当試験の結果は中国等における同剤の承認申請データとして用いる予定だ。
(2月9日 プレスリリース)
(2月9日 プレスリリース)
カテゴリー:DPP-4阻害薬
[dm-rg.net / 日本医療・健康情報研究所]